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浅草の温度感を音楽に。人間味溢れる探偵ドラマとEGO-WRAPPIN’独自の持ち味が融合した『BRIGHT TIME』(後編)

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──ドリーミーな柔らかいバックの音色も素晴らしい。

「この曲は最初から、昔っぽいサンプリングのトラックでいこうと決めてたんですね。で、(キーボードプレーヤーの)エマーソン北村さんに相談に乗っていただいて。昔のリズムBOXの膨大なサンプル音源を聴かせてもらったんです。で、最後に行き着いたのは、北村さんのお家に昔からあったエレクトーンのリズムBOXだったという(笑)」

中納「その音色が一番しっくりきたんよね」

「曲の構造的にも、いつものエゴの作り方みたいに何度もコード展開を入れるんじゃなく、なるべくシンプルな繰り返しにしてね。まぁワンポイントだけジャズっぽいコードを入れてるんですけど、基本は通常のメジャーコードだけを用いて、とにかくよっちゃんの言葉がストレートに届くポップソングを目指してますね」

──最後に、今回「リバースエッジ 大川端探偵社」とコラボをしてみて、ミュージシャンとしてよかったことって何でしょう?

中納「やっぱり音楽とドラマって、互いに出会い、支え合うことでどんどん豊かになっていくんですね。それによって観る人の印象も変わっていく。私らが作った音楽がドラマを演出するだけじゃなく、これから物語が進んでいけば、その逆もいっぱいあると思うんですよね。そうやって物語の世界観と寄り添って曲を書く経験はすごく勉強になったし。ソングライターとしてもヴォーカリストとしてもいい経験ができたなと」

 

「どんな裏ぶれた街にも、どんな落ちぶれた人にも、輝く時間はあると思うしね。ヘヴィーな曲、ダークな曲も入っているけれど、それもあっての『BRIGHT TIME』ということじゃないかなと、今は思ってるんです」

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