JUSTICEのグザヴィエをプロデューサーに迎えたデビュー・アルバム『No Problem』が世界中でヒット。その先行シングル“I Think I Like U 2”のPVビデオをSO MEが担当したことでも話題となったフレンチ・デュオ、JAMAICAが待望の新作『Ventura』を発表。打ち込みから一転、バンド・サウンドにこだわり、メロディーや質感を重視した今作は、このデュオが真のメロディーメーカーであることを確信させた。先行発売された”Two On Two”が既に各国のチャートを賑わし、今年度のサマーソニック出演も決定した彼らに、改めて新作について語ってもらった。
（中編より続き）
— 今回、Peterとレコーディングを行った際にDAFT PUNKの機材なども借りれたって、インタビューの前に言っていたよね？ 実際にDAFT PUNKに借りた機材も使って今回レコーディングしたの?
アントワン「うん。PeterがDAFT PUNKから借りて来てくれた機材も今回レコーディングに使ったよ。それに、その中から、一番使った機材だったのも、一番驚いたのも、彼らに借りたアコースティック・ギターだったんだよね。DAFT PUNKがアコースティック・ギター持っているの、普通にみんなも驚かない？」
—そうだね。今回のアルバムのミックスの方の話も聞かせてもらえる？
フロー「今回ミックスは、Laurent d’HerbecourtというPHOENIXの『Bankrupt!』をエンジニアした人がやってくれたんだ。彼は、PHOENIXがアルバム『Bankrupt!』のレコーディングに使ったパリのスタジオの”Tranquille Le Chat”のオーナーでもあるんだ。今回、ぼくらもそのスタジオを使わせてもらってミックスを行ったんだよ。それに、これは偶然なんだけど、ファースト・アルバム『No Problem』の時も、PHOENIXがレコーディングを終えた直ぐ後に、僕らも同じスタジオに入ってアルバムを仕上げたんだ。今回もまた、それと同じ流れで、PHOENIXと入れ替わりで、”Tranquille Le Chat”でこのセカンド・アルバム『VENTURA』を仕上げたんだよね」
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