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世界で大ヒット中の“Two On Two”に加え、日本への想いも詰まった曲陣を携えたJAMAICAのニューアルバムが完成(中編)

2 - JAMAICA

 

JUSTICEのグザヴィエをプロデューサーに迎えたデビュー・アルバム『No Problem』が世界中でヒット。その先行シングル“I Think I Like U 2”のPVビデオをSO MEが担当したことでも話題となったフレンチ・デュオ、JAMAICAが待望の新作『Ventura』を発表。打ち込みから一転、バンド・サウンドにこだわり、メロディーや質感を重視した今作は、このデュオが真のメロディーメーカーであることを確信させた。先行発売された”Two On Two”が既に各国のチャートを賑わし、本年度のサマーソニック出演も決定した彼らに、改めて新作について語ってもらった。

(前編より続き)

—さっきアントワンとちょっと話した時、今回は”Happy”と”Sad”な部分を合わせ持ったようなアルバムだと言っていたけど、そういうコンセプトの元で今回のアルバムを作った感じだったのかな?

フロー「そういう部分もあったかもね」

アントワン「ぼくは、そういう感じにも取れるような曲を作れるのがベストだとも思っているよ。はやいテンポのポップ・ソングであっても、ぼくらの楽曲を聴いてみたら、サウンド面でも、僕ら流の曲の作り方からも、曲の展開には色々バラエティーがあって、異なっているようでまとまっている感じもきっとするはずだと思うよ。“Two On Two”や“Ferris Wheeler”の2曲も、違う感じの曲に影響されているようで、異なる曲調でもあるんだけど、言葉で上手く説明出来ないけど、繋がっている部分も色々あるんだよね。異なる分だけ似ている分もあるような感じなんだ」

フロー「そう。“Two On Two”と“Ferris Wheeler”は、元々の気持ちが共通しているんだよ。それぞれ違う表現をしたまでだとも言えると思うよ。曲のテーマで言えば、”勇気”や”希望”はどちらの曲にも共通しているしね」

アントワン「“Two On Two”は冗談混じりの歌詞なんだけど、例えるなら、10代の主人公が自転車に乗って、思いっきりハンドルを握ぎりしめて暴走している感じだとしたら、それを純粋に楽しんでいる部分もあるんだけど、心にしみる切なさも少しあるような感じなんだよね。そんな気持ちが他の曲にも共通して入っているともいえるかもね。それと、曲を聴いて踊れるのも共通している大事な要素だよね!」

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