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パスピエが語る、未来へ向けた新たな挑戦としての原点回帰(前編)

A-CCC

—この10ヶ月のあいだにかなりの数の曲を作ってたんじゃないですか?

成田「まあ、そうですね。ペース的にはいつもどおりという感じでもあるんですけど」

大胡田「ふふふふふ」

—なんで笑ってんですか(笑)。

大胡田「いや、ホントにいっぱい作ってたから。常に新曲が送られてくるんですよ」

成田「リード曲候補をずっと書いてましたね。常に万全の態勢で臨みたいので。いつも自分のなかで納得した曲だけをメンバーとスタッフに聴かせるんですけど、今回は特に確信を持ちたくて。シングル候補だけでも厳選して10曲くらいはみんなに聴かせましたね」

—ナリハネのなかでシングル候補曲となるラインはどこに設けてるんですか?

成田「やっぱりメロディのインパクトはすごく大事にしていて。大胡田が歌詞を乗せる前の状態でもいい曲だと思えるもの。そのうえでテンポをどうするのか、歌を聴かせるサウンドにするのか、それともエッジをきかせた方向でいくのかという感じで、自分のなかでパターン分けをしてます」

大胡田「でも、シングル候補はホントにシングル曲然としてるんですよ。どれをシングにするか4曲くらいに絞るんですけど、どれでもいけると思えるくらいのクオリティがあって。1曲選ぶのが大変だし、そういう意味でも今回“MATATABISTEP”と“あの青と青と青”という違ったタイプの大事な2曲を両A面シングルとしてリリースできるのはすごくうれしいですね」

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