食と人間の絆、生きることをテーマに描いたドラマ「ごちそうさん」。激動の時代に人の心と身体を豊かにしてきた料理の中からオムレットライス、スコッチエッグ、西門家の”おつい”、焼氷、牛すじカレーのレシピをご紹介。
フードスタイリスト 飯島奈美/大阪料理指導 広里貴子
※「ごちそうさん」のレシピは、許可なく複写・転載などを行うことは禁じられています。
焼氷:喧嘩中のめ以子と悠太郎のよう!? 熱くて冷たい焼氷(やきごおり)
家を追い出されため以子と希子が世話になった馬介の店の看板メニュー・焼氷。
食い道楽のめ以子の手によって、ガラリと様変わりした絶品スイーツを紹介します。
※「焼氷」は100年ほど前に実在した料理ですが、当時の作り方に関しては不明な点が多いため、「ごちそうさん」に登場するこの「焼氷」はドラマのオリジナルです。
(材料)2皿分
コーヒーシロップ
濃いめに入れたコーヒー 100cc/砂糖 80g
梅シロップ
梅 1kg/氷砂糖 1kg
※作り方は下部を参照ください。
メレンゲ
卵白 1個分/砂糖 小さじ1
ブランデー 大さじ1/梅の甘露煮 2個/氷 適宜
(作り方)
①小鍋に、濃いめに入れたコーヒーと砂糖を入れてひと煮たちさせ、粗熱をとり、冷蔵庫で冷やしておく。梅シロップも冷やしておく。
②卵白と砂糖をボウルに入れ、6分立てにする。
③器に、冷やした梅シロップ、かいた氷、冷やした梅シロップ、かいた氷と2段重ねし、さらに冷やしたコーヒーシロップ、メレンゲ、ブランデーの順で盛る。梅の甘露煮を添える。火をつけ、火が消えたら食べる。
※火の取り扱いには十分にご注意ください。
梅のシロップ漬け
(材料)
梅 1kg/氷砂糖 1kg
(作り方)
①梅は洗ってしっかり水けを切る。
②梅を傷つけないように、竹串を使って梅のなり口に付いているへたを取る。
③容器はきれいに殺菌しておく(ホワイトリカーで拭いたり、煮沸消毒するなど)。
④容器に梅と氷砂糖を交互に入れ、ふたをして日の当たらない冷暗所で保存し、1~2週間置く。
※梅は、青梅、完熟、半熟それぞれおいしいです。いろいろ試してみてください。出来上がった梅シロップは、水割りや炭酸割りにしてジュースで飲んだり、かき氷にかけたり、調味料として使ったりといろいろ楽しめます。
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