“若手作家の登竜門”と言われている美術展『VOCA展2014 現代美術の展望―新しい平面の作家たち』が、3月15日から上野の森美術館で開催されている。
今年で21年目となる同展は、全国の美術館学芸員、研究者、ジャーナリストらの推薦を受けた40歳以下の作家が平面作品の新作を発表するというもの。これまでに、蜷川実花や清川あさみなどといった国際的に活躍しているアーティストたちが出品してきた。その数延べ720人。
全国各地の目利きによる推薦制度というこのシステムによって、東京のみならず地方で活躍する作家たちにも公平にスポットがあたる。“若手作家の登竜門”と言われる所以にも納得だ。
今回の『VOCA展』には33名が出品。グランプリとなるVOCA賞は、東北芸術工科大学大学院在学中の田中望さん(宮城県出身、山形県在住)の「ものおくり」が受賞している。
今後、国際的に羽ばたいて行くであろう若き才能を鑑賞したい。
なお、会期中には作品展示のほか、受賞作家によるトークイベントの開催も予定されている。最新情報は公式ページにて随時公開中だ。
『VOCA展2014 現代美術の展望―新しい平面の作家たち』
3月15日 (土) 〜 3月30日 (日)
10：00 ～ 18：00 開館（入場は閉館30分前まで）
一般・大学生 500円 高校生以下 無料
会期中無休
入館料：一般・大学生500円／高校生以下無料
http://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=46
