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多くの天才、奇才を惹きつけてやまないWarpaintの魅力に迫る(後編)

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エミリー「うん、向こうも私達と一緒にやって楽しかったって言ってくれたしね。フラッドが普段やってる音楽とはまた全然違うし、向こうのほうが私達のほうに合わせる形にしてくれたんだと思うけど、それでもすごく楽しんでくれたし、実際すごくうまくいったしね。大成功のコラボレーションだったよね。それにフラッド以外の人達についても、ジョン(・フルシアンテ。彼女たちのデビューEPをプロデュース。ちなみにエミリーの元彼氏)やクリス(・カニンガム)にしても、最初は普通に個人的な付き合いから始まってっていう感じで」

ジェニー「同じマインドを持った者同士というか」

エミリー「ほんとにそうだよね。似た者同士というか、お互いに何か共鳴し合うものを感じたんだろうね。自分達が惹かれた人達が自分達にも興味を持ってくれて、すごく自然に、お互いに惹きつけられたって感じだよね。そういう意味では、あんなすごい人達と出会えたなんて、すごく恵まれてるよね」

―最後にエミリーへの質問になるんだけど。

エミリー「やだ(笑)」

ジェニー「個人的な質問はNGだって(笑)」

―(笑)去年、元スリッツのヴィヴ・アルバータインのアルバムに参加してましたけど――。

ジェニー「それは私のほう(笑)」

―あ、すいません! 彼女とのレコーディングはどんな体験でした?

ジェニー「最初Eメールがあって、どこかから私がロンドンに行くって情報を聞きつけたらしくて、それで『ロンドンに来るなら一緒にレコーディングしない?』って言われてさ。それまで一切面識がなかったんだけど、ベースを持ってスタジオに行って、そしたらドラマーとか他のミュージシャンが何人かいてさ。それで彼女の曲をやったんだけど、すごく不思議で面白い体験だったんだよね。ヴィヴのギター・プレイって、テレサのギターをすごくよく似てるんだよね。っていうか、テレサ(バンドのギタリスト。ちなみにジェイムス・ブレイクと交際中)がスリッツが好きで影響を受けてるからそうなったんだろうけど。だから、すごく馴染みあってやりやすかったし、しかもヴィヴってすごくオープンで、人の意見もどんどん聞いてくれるから、すごくいいコラボレーションだった。たしか3、4曲やったのかな? 普通にジャムって、3、4時間ぐらいスタジオにいて一緒にやって、すごく気さくでいい感じだったし、帰り際には『また一緒にやろう』って言ってくれてさ。『もし将来コラボレーションしたいなら声かけてね』とも。すごく頼もしくてオープンな人で、一緒にいて楽しい人だった。すごくやりやすくて、自然にできたし、良い経験になったよ」

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