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多くの天才、奇才を惹きつけてやまないWarpaintの魅力に迫る(後編)

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記録的な大雪に見舞われた翌日の2月15/16日、新木場STUDIO COASTで開催されたHostess Club Weekenderに出演のため来日したLAのガールズ・バンド、ウォーペイント。前日に結成10周年を迎えたばかりという彼女たちだが、ご覧のとおり、そのキャラクターは4人とも見事に個性的だ。表情やたたずまい、ファッション、そして音楽の趣味もそれぞれ。けれど、そんな4人が楽器をとり、一緒に演奏を始めると、そこに強烈なグルーヴが生まれる。そして4人全員がヴォーカルを歌い、美しいハーモニーを奏でる。先頃リリースされたセカンド・アルバム『ウォーペイント』は、各自が曲作りに関わり、今のメンバーになって初めて制作されたという、セルフ・タイトルにふさわしい彼女たちの個性が凝縮された作品だ。ちなみに、アルバムの制作風景を映像作家のクリス・カニンガムが撮影したティーザー映像&“Love Is to Die”のMVも必見。そのクリスの妻でもあるベースのジェニーと、ギターのエミリーに話を聞いた。

(中編から続き)

―10周年の記念日はどう過ごされたんですか?

ジェニー「っていうか、そんなに10周年の記念って意識してなかったけど(笑)」

エミリー「とりあえずチョコは食べたよね。その日は香港行きの飛行機に乗る予定が空港で足止めをくらって、このまま飛行機が出なかったらライヴをキャンセルしなくちゃなんないかも、とか、そんな感じで、ただもうぐったりしてたって感じ。お腹もすきまくってたし」

ジェニー「疲れてるし、お腹もすきまくってるし、生理前でイライラしてるわ、もうさんざんな一日だった」

エミリー「10周年記念の日の思い出はそんな感じ(笑)」

―(笑)結成10周年と聞いて、どんな思い出がフラッシュ・バックしますか?

ジェニー「というか、日常的に昔について振り返されられることが多いからね。イヤイヤってわけじゃないけど、インタヴューとかで、バンド結成のいきさつとか、メンバーとの出会いとか、最初はどんな感じの音楽をやってたのかとかよく訊かれるから、日常的に過去について振り返ってるよね」

エミリー「ほぼ毎日のように(笑)」

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