VERBAL「ZEN-LAくんも知り合い?」
クルミ「私、MVに出てるんですよ。“ICE ICE BABY feat. JOY McRAW”に出演してるので、よかったら観てくださいよ」
VERBAL「あ、それ観た! 『私をスキーに連れてって』みたいなやつだ。ZEN-LAくんもいいですよね」
クルミ「あのMVの何がヤバいって、ZEN-LAさんがスキーをできてないことです(笑)」
VERBAL「(笑)。俺、あんまり自慢できることとか多くないんだけど、スキーは自慢できる。昔にスキーのインストラクターを目指してて。オーストリアにトレーニング行ったことがあるからスキーはめちゃくちゃ上手かったんです。スケボーもやや上手かったんだけど、それに勝る。ライヴしてハイになる時よりもスロープを孟スピードで降りてる時の方がハイのレベルが高いかも」
クルミ「私もお父さんが苗場でインストラクターやってて、小さい頃からスキーしてたから唯一の特技がスキーなんです!」
VERBAL「えっ、そうなの!? うわーなんかめちゃくちゃ嬉しい」
ー(笑)。クルミさんはスニーカーも大好きだから、そこも話が合いそうですよね。
VERBAL「スニーカー好きなんだ?」
クルミ「めっちゃ好きです。古着屋で働いてたんで、ヴィンテージものとかよく履いてて」
VERBAL「へえ、本当に話が合う(笑)。Reebokのポンプフューリーは今年25周年なんですよ。去年の年末に、クルミちゃんにも出てもらったASOBISYSTEMとの『ASOBON!ENKAI』でコカコーラとポンプフューリーでコラボした企画があって、あれは僕が1年以上かけて形にしたものだったんです。今年もそういうのが出来たらなと思います」
クルミ「どことやりたいとかあるんですか?」
VERBAL「色々なコラボやオリジナルカラーを作る企画がありますね」
クルミ「私はポンプフューリーをずっと履いてましたね」
VERBAL「いいよね。Reebokにはフィットネスやフリースタイルなど色々セクションがあるんですけど、僕はクラシックを担当してて。カルチャーとファッションが融合したプロモーションをしているので何かあったらぜひお願いします」
クルミ「喜んで! あの、今日、実はVERBALさん世代からは私達の世代ってどう見えてるか聞きたかったんです。私達の世代って、例えばバックグラウンドにあるカルチャーを知らなくても単にかっこいいからって感じでやってるみたいな子がわりと多かったりするんですよ。全てのことがフラットにごちゃ混ぜになってるというか。そういう世代ってどう思います?」
VERBAL「今の子達って昔に比べたらモノの表現が難しいと思うんですよ。昔はモノがなくて、デ・ラ・ソウルがしてたアフリカロゴのレザーメダリオンとか売ってないから東急ハンズ行って作ったりしてたの。金のチェーンがないからダイエーに行っておばちゃん用の細かい金のネックレスとかを買って、切って長くしてとかやってた(笑)。そうすると目立つんですよ。でも今はモノが多いからちょっとやそっとのことだと目立てないでしょう? 情報もたくさんあるし、すごい短期間で流行り廃りが回る。今目立ってる人達ってその中でサバイバルできてるからすごいなって思うんですよね。クルミちゃん始め、その周りの人達は器用だし、かつ好きなものをちゃんとアピールしてて、大人な考え方をする人が多いですよね」