音楽、ファッション、アートまで幅広い影響力を持つ東京のアイコン、VERBAL(m-flo)。同様にモデル、DJと目まぐるしい活躍を見せる中田クルミ。様々な現場でよく顔を合わせるという二人が、初の対談で改めて知った意外な共通点の数々とは。そして自身の「フラットな世代」の行く先を懸念する中田に対し、VERBALはどのような見解を述べるのか。
（前編より続き）
VERBAL「僕はお客さんの様子を見ながらかけると言いましたが、自分が盛り上がってるとお客さんもこれは盛り上がったほうがいいんだって伝わるから、それもあながちダメじゃないんですよ。一緒に盛り上がる雰囲気を作れるのはいいことですよね」
クルミ「私は試行錯誤しながら、これならイケるっしょって腹を決めてステージに上がってます。色んなことを知っていたほうが人生楽しいと思うので、最近はジャニーズを覚えようと思ってて」
VERBAL「ジャニーズは強いね。ちゃんとマーケットリサーチしてるんだね」
クルミ「ひよこちゃんのやり方を丸パクリじゃなくて自分たちなりのやり方でやってみて、そこにジャニーズを差したらどうなるのかって今考えてます。ジャニーズには色々盛り上がる曲がありそうですよね」
VERBAL「そうだね。前に“仮面舞踏会”をかけた時に、どうなるかなと思ったけどぶちあがって、やっぱりジャニーズクラシックスはすごいなあと思った（笑）」
クルミ「ヒップホップ系の人で“ファンタスティポ”とかかける人もいますよね」
VERBAL「SEX山口さんとか、そのあたりの人かな？ 僕も彼らのDJは気になってます。僕は基本的に上の世代のヒップホップの人しか知らなくて、KOHHくんとかPUNPEEくんとかがギリギリ。彼らはかっこいいですよね」
クルミ「今、PUNPEEさんはレッドブルのCMやってますよね。私は最初ZEN-LA-ROCKさんから入って、そこからセク山さんを知りました」
