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OKAMOTO’Sのアドレス帳 Vol.3 津野米咲(赤い公園) × ハマ・オカモト 中編

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ハマ「お互いライバルとしての視点も持ってないと同世代のシーンが盛り上がらないと思うし。それを久しぶりに痛感した。こうやって話すと余計にそう思うし」

津野「うれしいなあ」

ハマ「ちゃんと話すまでは、どこまで本人たちで曲を作り上げているのか、周りの大人のアイデアも入ってるのかなって思っていたけど、実際に話してみるとすべて米咲ちゃんの頭のなかから生まれてることがわかって。それがもっと世間的にもすごいことだと認知されるべきだと思う。この音楽性を4人の生身でやってることのすごさ。それこそメンバーの手が曲に加わってないバンドだっていっぱいいるわけで」

—先日、ハマくんはTwitterでもそういうニュアンスの発言をしてたよね。

ハマ「はい。炎上しました(笑)。自分が応援してるバンドについて言われてるんだと勘違いしている人も含めて600件くらい僕のメンタルを折ってやろうっていうリプライがきて」

津野「うわあ」

ハマ「まあ、僕は日本で3本の指に入るくらいメンタルが強いと自分で思ってるので大丈夫なんですけど(笑)」

—そういうリスクがあることは誰よりも承知してるけど、それを踏まえてリスナーに問いかけたいと思ってることがいっぱいあるんだよね。

ハマ「そうですね。言わないと気づかないこともあるじゃないですか。僕らが『Let It V』をリリースしたときのインタビューで4つ打ち云々に対して言及したのと一緒で、そのことを知って、考えたうえで『そんなの全然関係ねえじゃん』って言われるはよくて。ただ、その一方で『気にしたことなかったけど、確かにそうかも』と感じる人も0じゃないと思うから。レコーディングで実際に弾いてないバンドマンがいるということもうやむやにされてるのも気持ち悪いし、そういう事実があるということをリスナーに伝えるのは罪ではないし。もうちょっと賢い伝え方があるなという部分はこの前のツイートの反省点すね」

津野「私はハマくんのツイートが炎上してるのを見て『スッキリしたあ!』ってなってましたけど(笑)」

(後編へ続く)

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