NYのアートブックフェアで手に入れたもののひとつがこちら、Guerrilla Girlsというフェミニスト活動をしているアーディストの団体によるポストカードセット。グラフィックや写真、資料などで社会での女性の現状を伝えています。Guerrilla Girlsはマスクをかぶって活動しているのが特徴で、ユーモアと風刺と教養とスタイリッシュさを備えたかっこいいアートをたくさんリリースしてるのでチェックしてみてください。この1個前のブログでも書いたようにNYではProtestに関心が高まっていて、フェミニズムだけじゃなく、労働、人種、ジェンダーについて謳ったロゴやグラフィックがあちこちに見られました。政治が危機的状況だから、しっかりと自分たちの権利を確立しなくてはいけないという意識があるけれど、堅苦しい感じではなく、このGuerrilla Girlsのようにヴィジュアルもクールで音楽も伴ったりというみんなが自然とprotestに対してモチベーションがあがるようなアートや空気が漂っているのはとてもいいなと思いました。
このクルーを教えてくれたのはNYの学生。今回の旅では、現地の学生と話す機会も多かったのだけど、彼らはアート専攻だったり社会学専攻だったりファッション専攻だったりそれぞれの分野に関しての深い専門知識はもちろんのこと、政治にも国際状況にもしっかりと目を配っていて、アートやファッションと政治の話は自然と繋がっているし、同等の重さで話していました。教科書の型通りの勉強ではない、能動的な学習を当然のようにしているし、とにかく真面目。スケートボードでやんちゃしたり、クラヴ行ったり遊びもしっかりしてるけど、学ぶ意欲が旺盛。みんないつも本を持ってるし、それで「意識が高い」という言葉で揶揄されるなんてことはもちろんない。そりゃそうだ。無垢を尊ぶ日本の文化/風潮は、事と次第によっては纏足で、すごく危険だなと思う。
昨日新宿でharuちゃんやえりなさん、まことさんたちが選挙に行こうと呼びかけていたけれど、そういう活動がもっと自然と「パンケーキうまい」と同じくらいの重さで語られるといいなと思いました。haruちゃんが着ていた「Your Silence will not Protect You」というTシャツが、まさにNYで学生と話していたときに出て来た単語そのものだったので、おおっと思ったし、なんだか嬉しくなったのでブログ更新。あるのが当たり前のものがなくなって初めてありがたみに気付くなんて、恋人同士とかならまだしも、権利に関していえばそれはあってはいけないことだし、そんなおそろしいことはない。
The Guerrilla Girls are feminist activist artists. Over 55 people have been members over the years, some for weeks, some for decades. Their anonymity keeps the focus on the issues, and away from who They might be. They wear gorilla masks in public and use facts, humor and outrageous visuals to expose gender and ethnic bias as well as corruption in politics, art, film, and pop culture. We undermine the idea of a mainstream narrative by revealing the understory, the subtext, the overlooked, and the downright unfair.
https://www.guerrillagirls.com/