丼もの=オトコマエ
そんなイメージがつきまといますが、女である私も大好きです、はい。
使う食器が少なく洗い物が減って助かる、作る料理の数が減って楽だという主婦の本音もちらりと見え隠れしますが。
というわけで、お弁当に丼もの風のものをたびたび作ります。
これまたストック食材総動員のお弁当になりました。
例えば、千切り野菜。我が家では、千切りにした野菜に軽く塩をふったものを常に常備しているのですが、そのままサラダにしたり、ごま油をからめてナムルに変身させたりと何かと便利な存在です。その千切り野菜をお弁当にも使います。
この日は、ご飯の上に塩ゆでしておいたさやいんげん、千切りにして塩をふっておいたにんじんとズッキーニをのせ、一番上には牛豚肉のそぼろをどどんとかけてみました。
このそぼろも作り置きしておくと便利な食材のひとつ。最初から味を完成させずに塩味のそぼろにしておくと、食べる際にガラムマサラやコチュジャンを加えて風味を変えて楽しむこともできます。
ちなみに、ひき肉が生の状態のところに熱湯をさらりとかけると適度に脂が抜けるので、そぼろがくどくならずに仕上がります。とはいえ同時にうま味も抜けてしまうので、このあたりは自己責任で。
そぼろをヘルシーに仕上げるために、みじん切りにしたキノコ類(この時はえのきだけ)をたっぷり入れるのも毎度のこと。すりおろしたにんじんやしょうがもどかんと投入。うっかりすると、肉そぼろだか野菜そぼろだかわからなくなることもありますが(笑)。
この日は、デザートとしていちじくも。果物は、野菜よりも旬が残っていて通年手に入る食材ばかりではありません。だからこそ、果物ではここぞとばかりに旬を楽しみます。
大好きないちじくも、もうそろそろ終わりの時期。「もう少し食べたい」。この余韻こそが、次に出回る時期の楽しみが増えるのでよしとしましょう。