おいしい調味料は手抜き、時短の友として重宝。
上記のことを、子どもが生まれた後に知りました。多くのことに時間がかけられず、料理もしかり。だけど、おいしいものは食べたい。そこで役立つのが、おいしい調味料。手をかけずとも、かけるだけ、和えるだけで一品、いや逸品が出来上がるんですから、そこに多少のお金を出してもいいと思えるようになりました。
最近ハマっているのがこの「煎り酒」。酒とついてはいますが、加熱してあるのでアルコール分は感じません。日本酒に梅干しと花かつおを入れ、煮詰めて作った調味料で、江戸時代によく使っていたとか何とか。しょうゆも加わっているので、乱暴な言い方をすれば、上品なだししょうゆ、といった立ち位置でしょうか。
切って器にのせただけのお豆腐。
ゆでただけの青菜。
これらにちょろりとかけるだけで、かつおと梅のいい味が加わって、それだけでおいしい。見た目は質素かつ簡素でも、充実感に浸れます。自分が料理上手にでもなったかのような勘違いをさせてくれます。
今日は、かつおとこんぶでとっただし汁に、煎り酒を加えてうどんランチ。具はにんじん、白菜、ねぎに鶏肉と地味ではありますが、文字で見る以上に意外と満足感があるのですよ。
これもすべて煎り酒のおかげ。