お弁当の持ち歩きに気をつかう時期になりました。食材の腐敗防止の意味も込めて、梅干しを入れる人も多いようですが、この好き嫌いがほとんどない私なのに梅干しが苦手。いや、嫌い。日本人なのに! などと言われたことは数知れず。しょうがないです、生理的に受け付けないんです。というわけで、梅干しの恩恵にはあずかれず。
さて、今日のお弁当の主役(私が楽しみにしているという意味で)は、ししとう。地味ですよね。でも大好物なんです。塩をふって、皮に少し焦げ目がつくぐらい、しなしなっとした食感になるまで焼いて食べるのが好きです。たいしてお酒は飲めませんが、こんな酒の肴になりそうなものが大好きなのです。でも、ししとうには微塵もそそられないという人は多いのでしょう。とある団体のメルマガの制作に携わっているのですが、ししとうが主役のコンテンツは近年マレに見るぐらいの人気のなさでした。思わず笑っちゃうぐらい。まぁ、「桃の季節だ! きゃ~♡」と思う人はいても、「ししとうが出回る時期を待ち続けていたの♡」という人はいないでしょう、おそらく。でも、地味ながら好きだという人も決して少なくないと思うのですが。
この日のお弁当は塩焼きのししとうに、オイスターソース炒めのまいたけ、しょうが風味のタレをからめた牛しゃぶ。ごはんには、青のりと桜えびを混ぜ込みました。デザートの果物は、プラムとぶどう。
果物は、野菜以上に季節感が残っているのがいいですね。現在では、夏に収穫できるいちごもありますが、個人的にはまったく食べたくありません。外食や中食に必要とされているといっても、断固、要りません。夏にいちごのショートケーキがなくたって、まーったく困りませんから。
写真は、あんず。出回り期が本当に短いので、見かけたら即買いです。「甘酸っぱい」という味覚がなによりも好きな私には、身悶えするほどたまらん果物です。