太っている猫はかわいい。
見た目もいいし、さわり心地だって抜群である。
でも、残念なことに健康にとっていいことは一つもない。
循環器系の病気
糖尿病などのホルモン疾患
足腰への負担による関節炎
ある種の腫瘍発生のリスクが高まる
暑さに弱くなる
麻酔の危険性が高くなる
これらはすべて肥満が原因となりうる疾患です。
でも、猫のダイエットって難しいです。
とくに、「食事を減らすのがかわいそう・・・」って思う方は多いのではないでしょうか。
でも、食事制限をストレスなく行う方法もあるんです。
その一つが食事の回数を増やすこと。
本来、猫は空腹をしのぐのが苦手で、ちょこちょこと少量ずつ食べる方が自然という生き物だということはご存知でしょうか。
そのため、1日2回の食餌ではお腹が空き過ぎ、過食になってしまうこと があるんです。
総量が一日必要量を超えないように気を付け回数を増やせば、小腹が満たされ過食がなおり減量できる可能性があるということです。
朝晩2回キャットフードをがつがつ食べていて、つい多目に与えてしまうという家庭では、
1回量はかなり減らして、代わりに回数を4~5回/日に増やしてもらうと意外とうまくいくかもしれません。
仕事で家を空けているからそんなに何度もあげるのは無理!という人には、
ペットボトルフィーディングがお薦めです。
数か所穴を開けたペットボトルにドライフードを入れて置いておくだけ。
転がすとポロポロとフードが出てくるので小腹が空いたら自分で転がして食べてね、というもの。
最初、目の前で何度かフードが出てくるところを見せてあげると真似するようになりますよ。
さらに、毎回食事をキャットタワーの一番上に用意するのもお薦めです。
食事の度に嫌でも上下運動をすることになるので、運動不足も若干解消できるのです。
是非、ストレスの少ないダイエットで健康を維持してくださいね。