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犬猫の理想体型

    はじめまして。

    私は獣医師なので、

    この場をかりて動物に関するいろんなことを書いていきたいと思っています。

    その前にちょっと私のプロフィールを。。。

    獣医学部を卒業後、都内動物病院でいわゆる町の獣医さんとして働いていました。

    妊娠を機に退職し、今は「飼い主さんの電話相談に応じる」というちょっと変わった仕事をしています。

    動物病院で働いているときは知る由もなかった飼い主さんの本音が聞けて、とても楽しく充実した日々を過ごしています。

    なるべくためになる情報を発信できればいいのですが、日々の戯言で終わる日もあるかと思います。

    そんなときはどうぞお許しくださいね。

    さて、今回は食欲の秋に向けて(ちょっと気が早いですが)理想体型についてお話したいと思います。

    ご家庭の愛犬愛猫は理想的な体型をしていますか?

    丁度良いと思っていたのに「太めですね」とか逆に「痩せているのでもう少し食べさせましょう」なんて言われたことはないですか。

    毎日見ていると見慣れてしまって意外とわからなくなってしまうようです。

    人も同じですよね。久しぶりに会った人に「太った?」と聞かれて、自覚がない分ショックを受けるなんて経験……よくあります。

    また、コロコロと太っているように見えても、毛がふわふわしているだけで実際の体型は細いということもあるんですよ。

    では、犬猫の理想的な体型とはどのようなものなのでしょうか?

    体型をBody Condition Score(BCS) という指標であらわす方法があり、5段階評価の3がベストだといわれています。

    もともとは牛の体型を数字で表すために使われていました。

    BCS3とは・・・

    ・上(背中側)から見た時に適度な腰のくびれがある

    ・手で触って皮下脂肪の下の肋骨がわかる

    このような体型が良いとされています。

    言葉で説明しても分かりにくいので表を載せておきます。

    ANICLI

    実際に愛犬愛猫を見て触って確かめてくださいね。

    肋骨がすぐにわからないときはおそらくお肉が付きすぎだと思います。

    また、背骨や腰の骨がごつごつ触れるようですと痩せすぎに分類されます。

    肥満は万病の元ですし、また、健康で食欲があっても痩せすぎというのは病気が隠れている可能性もあるためやはり心配です。

    今は、体脂肪率を測定できる機器もあります(残念ながら犬のみです)。

    もし日頃通っている病院にあるようでしたら、健康診断の一つに加えてもらうのも良いと思います♪

    日々のスキンシップのなかで、理想体型を意識して確認するようにしてみてくださいね。

    miyake_vol1

    我が家で暮らすチワワズです。

    濃い色のほうは♂8歳、薄い色のほうは♀13歳です。

    今後も登場するかもしれませんのでよろしくお願いします。

     

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