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東京都写真美術館「日本の新進作家 vol. 15」展 “小さいながらもたしかなこと”をテーマに開催

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石野郁和 〈Melon Cream Soda Float〉より 2017年 インクジェット・プリント 作家蔵

「小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家vol. 15」が、東京都写真美術館にて開催中。会期は、1月27日まで。

「日本の新進作家」展は、写真・映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家を発掘するため、新しい創造活動の展開の場として2002年より開催。15回目となる本展で掲げるテーマは、 「小さいながらもたしかなこと」。自らの感性や考え方、アイデンティティやリアリティを手がかりに、社会との関わりを意識しながら個人的な視点で作品を制作する5名の作家を紹介する。

現代の家族の形をプライベートと、パブリックな視点で問う、森栄喜。
作品制作を通して自らのアイデンティティに向き合う、ミヤギフトシ。
経済格差やユースカルチャーなど川崎という地の光と影を写し出す、細倉真弓。 視覚や言語による認識のゆらぎを写真で表す、石野郁和。
人間の営みや生のあり方を変容するベルリンの街から作品で問い直す、河合智子。

予測困難な自然災害や広がりを見せる経済格差、LGBTの人々に対する法的整備の遅れ等、個人をめぐる 状況がゆれ動き、たしかなことを見出しにくい時代に、作家によって作品に込められた「たしかなこと」。その一つ一つは決して大きなものではないかもしれないが、わたしたちに、今を生き抜く勇気や希望を与えてくれる。


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森栄喜〈Family Regained〉より 2017年 発色現像方式印画 作家蔵


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ミヤギフトシ 《Sight Seeing/感光 #24》〈Sight Seeing/感光〉より 2018年 ミクストメディア 作家蔵


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細倉真弓 〈川崎〉より 2016年 発色現像方式印画 作家蔵


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河合智子《On the Origin of Springs/泉の起源について》 2018年 シングルチャンネル・ヴィデオ 作家蔵

小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家 Vol. 15
日程:12月1日〜2019年1月27日
場所:東京都写真美術館
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
入場料:一般 700円、学生 600円 、中高生・65歳以上 500円

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