『ニホンカモシカ』2006 紙にペン、インク 30.7×22.5cm (公財）東京動物園協会『どうぶつと動物園』掲載 ©IKEDA Manabu, Courtesy Mizuma Art Gallery
池田学の個展『どうぶつたち』が、三重・神楽サロン 伊勢外宮前にて開催中。会期は、2019年3月3日まで。
わずか1mmに満たないペン先から、緻密でユーモア溢れる世界を描く画家、池田学。昨年開催された初の大規模個展「池田学展 The Penー凝縮の宇宙ー」は、佐賀県立美術館、金沢21世紀美術館、日本橋髙島屋ホールを巡回し、約30万人を動員し話題を集めた。
大画面の中にいくつもの小さな世界や物語が織り込まれた、スケール感溢れる作品を制作する一方、並行して小さな動物画の制作も続けている池田が、本展では、その動物画を展示する。羽や毛並みをペン先で描いていく作業を通して、その動物の生態や特徴をも改めて実感するというその作品群には、動物たちの息づかいや温度までが宿る。図鑑の中の動物たちともまた違った、池田学による「どうぶつたち」を楽しみたい。
池田学『どうぶつたち』
2018年11月3日（土・祝）～2019年3月3日（日）
第1期：2018年11月3日（土・祝）～2019年1月6日（日）
第2期：2019年1月12日（土）～3月3日（日）
会場：三重県 神楽サロン 伊勢外宮前
時間：13:00～17:00
休館日：月～金、12月31日～1月4日
料金：500円
