山脇巌《バウハウス・デッサウ》1931 年 ゼラチンシルバー・プリント 武蔵野美術大学 美術館・図書館/大阪新美術館建設準備室 © 山脇巌・道子資料室
「バウハウスへの応答(bauhaus imaginista:Corresponding With)」展が、京都国立近代美術館にて開催中。会期は、8月4日から10月8日まで。
1919年、ドイツのヴァイマールで設立された総合的造形芸術教育機関であるバウハウス。設立時には絵画や彫刻、デザイン、建築に至る造形活動を手仕事の実践を重視しつつ、包括的に教えることを目的とした「バウハウス宣言」が出され、同機関の教育理念と独創的なカリキュラムはドイツ国内のみならず、インドや日本などで大きな影響を及ぼした。
本展は、バウハウス(bauhaus)創設100周年に際して、ドイツで開催される記念事業「バウハウス 100」の国際プロジェクト「bauhaus imaginista(=創造のバウハウス)」の一環として、日本で唯一の開催となり、「バウハウス宣言」の世界的な受容と展開を日本とインドでの事例に焦点を当て紹介する。
当時の学生たちの習作や、山脇巌・道子夫妻のバウハウス留学時の写真を納めたスクラップブック、インドとバウハウスの関係を示す資料や作品など、日本初公開の資料を含む約100点が並び、スイス出身の現代美術家ルカ・フライ(Luca Frei)や、イギリスを拠点に活動するオトリス・グループ(The Otolith Group)といった気鋭アーティストによる作品も展示される。
「バウハウスへの応答」展(bauhaus imaginista: Corresponding With)
会期:2018年8月4日(土)~10月8日(月・祝)
時間:9:30~17:00、金・土は21:00まで
休館日:毎週月曜日(※9月17日、24日、10月8日は開館、9月18日、25日は閉館)
会場:京都国立近代美術館 4階コレクションギャラリー
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26−1
観覧料:一般 430円/大学生 130円/高校生以下、18歳未満および65歳以上、心身に障がいのある人とその付添者1名は無料
無料観覧日:8月4日、11日、18日、25日
夜間割引:金・土17:00以降(一般 220円/大学生 70円)