『フレンチアルプスで起きたこと』で注目されたリューベン・オストルンド監督作で、第70回カンヌ映画祭の最高賞・パルムドールを受賞した映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』が公開中。
現代美術館のキュレーターを務めるクリスティアン。彼は次の展覧会で、すべての人が平等の権利を持ち、公平に扱われるという”思いやりの聖域”をテーマにした参加型アート「ザ・スクエア」を展示すると発表する。やり手のPR会社の提案で、作品のコンセプトと真逆のメッセージを流し、わざと炎上させて、情報を拡散させるという手法を取ると、その目論見は見事に成功。しかし、世間の怒りはクリスティアンの予想をはるかに超え、皮肉なことに「ザ・スクエア」が彼の社会的地位を脅かす存在となっていく――。
アート界を舞台に、格差や差別といった現代社会の問題をあぶり出した悲喜劇。観客の”心”も試される問題作!
ザ・スクエア 思いやりの聖域
監督・脚本:リューベン・オストルンド
出演:クレス・バング、エリザベス・モス、ドミニク・ウェスト、テリー・ノタリー ほか
(2017年/スウェーデン・ドイツ・フランス・デンマーク合作)
公開中
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