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自然な存在から色や形、架空の生き物を立ち上げる。作家・永戸冴樹による初個展『砂場』




6月14日(金)〜6月30日(日)にかけて、作家・永戸冴樹による初個展『砂場』が渋谷区神宮前のBLOCKHOUSE 4Fで開催される。
架空の生物や幻想的な風景をモチーフに、生き物がもつ生々しさやグロテスクさを鮮やかな色彩と質感で繊細に描写する作品を多様な表現方法を通して発表する。


自然な存在から色や形、架空の生き物を立ち上げる。
永戸冴樹は油絵や版画、編み物、点描、立体、タトゥアートなど多岐にわたる表現方法によって生き物の生々しさやグロテスクさを繊細に描写する。
柔らかく軽やかな造形や艶やかな色彩が混ざり合うことで生まれる質感は、肌や内臓を想起させる生々しさを感じさせ、人間のみで描くことのできない自然の情景や生物の美しさを想像させる。永戸は身体に絵を描くタトゥーという表現がおまじないやお守りのような手法であり、色彩への興味から点描や色見本を観察するような体験や、微生物や粘菌を凝視する感覚を呼び起こす、自身の素朴な興味に繋がる創作であると話す。
永戸の制作は生活そのものに近く、ごく当たり前の日常から発した価値観に質感を重ねる。まるで自分の好きなものを集めた部屋のような空間をありのまま提示される。「砂場」は様々な存在が共に生息しながら、記憶の中から溢れ出す驚きや美しさを呼び起こす。
感覚の砂場は意味を求めない。


永戸冴樹
『砂場』
会期:2024年6月14日(金)〜6月30日(日)
時間:13:00~19:00
休廊日:月火水
会場:BLOCKHOUSE 4F(神宮前)
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-12-9 4F
入場料:無料

協力:原ちけい、岸裕真、永戸耀士
デザイン:永戸鉄也


永戸冴樹 / Saki Nagato
2002年東京都生まれ。2024年から東京を拠点に活動を開始。架空の生物や幻想的な風景をモチーフに、タトゥーや油絵・編み物などを技法に取り入れながら表現活動を行う。2023年に自分の手で絵を身体に描きたいと思ったことから、タトゥーについて学び始める。今回の展示『砂場』(BLOCKHOUSE 4F, 原宿)が、初の個展となる。



公式サイト

BLOCK HOUSE
http://blockhouse.jp/


永戸冴樹 https://www.instagram.com/222.saki_nagato/

BLOCK HOUSE https://www.instagram.com/blockhousetokyo/

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