東京/代官山AL (アル)にて、写真家・MARCOの最新写真集『lost in the blue』の発売を記念し写真展を開催。
海なのか、空なのか、宇宙なのか、天なのか地なのか、倒錯するモノクロの写真はMARCOがその時見た自由奔放な水の中そのもの。
3年ぶりの開催となる本展では、7年間、様々な海の中を撮りためた写真を発表する。
展示作品約30点と新作レンチキュラーステッカーを含むグッズの販売と、会期中には写真集の装丁をした佐藤亜沙美を迎え、トークショーの開催を予定している。
○ 写真展詳細
MARCO Exhibition “lost in the blue”
会期:2021年11月22日(月) — 11月29日(月) 12:00 – 19:00
初日17:00〜/最終日〜17:00 会期中無休/入場無料
場所:AL 東京都渋谷区恵比寿南3-7-17-1F(http://www.al-tokyo.jp/)
会期中イベント:
[トークショー] ゲスト:佐藤亜沙美 (http://www.satosankai.jp/)
11月26日(金) 18:00–19:00 参加無料・事前予約不要
※ 感染対策を講じての開催となります。状況に応じての入場制限などの施策にご協力下さい。
今回の展示では、実際にMARCOが撮影時に見た景色・感じた感覚をより強固に伝える為のアナログな「しかけ」も。角度やその場の光で見え方が異なり、観る人によって違う世界を感じられる。
同時に販売される写真集での印刷は、MARCOが絶大な信頼を寄せる、地元・松本の藤原印刷株式会社にて。スミと、MARCOがこだわり抜いて配合してもらったシルバーの2色刷りで、水中の気泡やうねりに感じる宇宙感の表現をとことん追求。装丁はサトウサンカイの佐藤亜沙美さん。天地なく思うままに見ることができるよう両A面な構成となっている。
写真展・写真集両方で海と空がつながるような、海と陸がつながるような、そんな世界観を楽しめる。
○ 展示及び写真集本文サンプル
MARCOステイトメントは以下。
“lost in the blue”というタイトルは、青い海に潜り、ぐるぐる回転して泳ぎながら撮っている自分の姿が海の中で迷子になっているようだったこと、海から上がって青い空を見上げたら、天地さえもわからなくなっていたこと、そして、青という色に紛れて海の中にあった宇宙自体が見えなくなってしまっていたことを表現しています。
色を失ったからこそ見えてきた、新しい世界です。
今回写真集、作品を制作するにあたって、モノクロの水中写真だけで構成する案もありましたが、自分が海での撮影を通して実際に体感してきたこと、見つけてきた世界をなるべく立体的に表現したいと思い、カラーのポジフィルムのような透明シートを重ねることで、写真集や額装写真を見ながらもその世界に ”lost” できる仕掛けを作りました。
重ねている透明シートのカラー写真は、海からあがった時に実際に見た青い空、都内や旅先で見つけた海のように感じた空、それから海洋植物に見立てた花(サンゴの仲間のハナヅタ、ウミアザミ、ハナビラユキバナ、イバラカンザシ、ヒドロ虫…など、海の中で出会った植物や虫に似た花をnaoko watanabeさん(ten.)に集めてもらいました)を撮りおろしました。
○ 写真集概要
MARCO写真集『lost in the blue』
サイズ:B5変形 (本文184mm×257mm/透明フィルム182mm×257mm)、
64ページ(2色刷り) 、表紙4種(透明フィルム)
発行:2021年11月22日
発行発売:株式会社SWEET TYPHOON
装丁:佐藤亜沙美(サトウサンカイ)
印刷:藤原印刷株式会社
販売価格:¥4,800 (税込¥5,280)
MARCO(マルコ) / PHOTOGRAPHER
長野県出身。2003年慶應義塾大学在学中より蜷川実花氏に師事。2008年より活動開始。ヴィヴィッドな色彩バランスと、フットワークの軽いグラフィカルな画面構成力で数多くの雑誌媒体をはじめ、広告、CDジャケット、タレントカレンダー、写真集など幅広く活動。
写真展での作品発表も精力的に行う傍ら、伊勢丹でのポップアップショップの開催など、写真を使ったグッズでも人気を集めている。
最近ではデジタル写真集の新たな表現を模索するシリーズ・digimic photobookとして「VISITOR starring最上もが」「トゥィントゥィン starring AMIAYA」をApple Booksにて販売中。
HP : http://marco149.com
Instagram : https://www.instagram.com/marco149