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text by Ryoko Kuwahara

Self Isolation Issue : 「新しい世界での遊び場には新たな線を引けるはずなので、そこを楽しみに今は我慢です」マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)/How to Survive -MahiToThePeople(GEZAN)




フィジカルには距離を置かねばならない現状に際し、アイデアや情報のシェアでポジティヴに自宅での時間に向き合うための「Self Isolation」特集。アーティスト/クリエイターによる現状への向き合い方やオンラインで楽しめる情報などを随時アップデートしていく。第12弾には音楽家のマヒトゥ・ザ・ピーポーが登場。GEZANのボーカリスト、ソロミュージシャンとして活動しながら、国内外のアーティストを自身のレーベル「十三月の甲虫」でリリース、野外フェス「全感覚祭」や「ZINE展」を主催する。それら複数のデバイスでの思想の発露、そして小説「銀河で一番静かな革命』、ドキュメンタリー『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』でも一貫してうかがえるのは思考を止めない哲学者の姿勢だ。その思想、物語をあらゆるメディアを用いて伝播させてきた彼は、いま、何をおもう。


ーー新型コロナウィルス感染症(COVID-19)で生活、クリエイティヴそれぞれの面でどのような影響が出ていますか。


マヒトゥ・ザ・ピーポー「単純にミーティング一つできないのでインタビューをスカイプZOOMを活用するなどコミュニケーションにも変化がでてきてます」


ーーこの側面で新たに気づいたこと、心がけたいことがあれば教えてください。


マヒトゥ・ザ・ピーポー「今、大学生はオンラインで授業を受けていますが、フィジカルで人がいることの意味をあらためて考えますね。一様実況中継にしてるみたいだけど、録画ではどういけないのか疑問です」


ーーロックダウンに向けての精神的、物理的対応があればお聞かせください。


マヒトゥ・ザ・ピーポー「平常心を保つためにコーヒーをいれてため息をつくくらいの時間は必要だと思う。あとはキツくなればSNSを見ないようにするとか」



ーーご自身の活動を鑑みて、室内でどのような創作が可能だと思いますか。


マヒトゥ・ザ・ピーポー「 このメールインタビューもそうですが、文字を書いたり楽曲を制作したりはできるので長期間を見通してさらに適したライフスタイルにかえる必要があると思ってます」




ーーオンラインの活用方法や1人でもできる施策など、良いアイデアがあればシェアをお願いできますでしょうか。


マヒトゥ・ザ・ピーポー「オンラインフェスなど、配信を軸にしたものには可能性があります。週末は暇ですから」

ーー新たにチャレンジしてみたいことはありますか。


マヒトゥ・ザ・ピーポー「この事態が収束した後の世界は仕組みが色々入れ替わっているはずで、その新しい世界での遊び場には新たな線を引けるはずなので、そこを楽しみに今は我慢です。とにかく家で我慢。それ自体がチャレンジですよね」


ーー事態が好転し、COVID19が収束したらしたら何をしたいですか。


マヒトゥ・ザ・ピーポー「できなかった分のお花見したいです。桜の花はもう一度咲いてください。桃色よ帰ってきて」


ーー政府の施策は満足できるものだと思いますか。もしNOであればどのようなことを提案したいですか。


マヒトゥ・ザ・ピーポー「満足しているポイントを探すほうが難しいです。誰もが思う話だと思いますが、納税者にはそれ相応の補償を提示してもらいたい。本来このタイミングは政権のイメージを回復するチャンスなはずなのですが」





マヒトゥ・ザ・ピーポー
音楽家
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instagram @mahitothepeople_gezan
facebook @gezan.13th
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小説『銀河で一番静かな革命』

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