今やファッション誌でも定番コンテンツと言ってもいい、ストリートスナップ特集。しかし、世界初のストリートスナップ専門誌が日本で生まれていたことはあまり知られていない。
その名を「STREET」と言う。
1985年に写真家の青木正一氏により創刊された「STREET」は、ロンドンやパリで見られる最先端のストリートファッションを捉えたスナップ誌の先駆けとして、国内のみならず海外の著名デザイナーたちから現在も愛されている。
その後、編集長の青木氏は、97年に変革を続ける原宿のファッションカルチャーを記録したスナップ誌「FRUiTS」を、04年にメンズ版「TUNE」を創刊(共に現在は休刊)。当時は、青木氏に撮られたい若者が原宿に集まる「青木待ち」なるムーブメントも起こったほどだ。
また近年でも、青木氏はストリートスナップの新プロジェクト「discord」の立ち上げを宣言。ジャンルやスタイル、年齢に縛られない時代の最先端のファッションに焦点を当て雑誌やSNSを通して情報発信を行っている。
めまぐるしく変わるストリートファッションのトレンドを掴むために、今後もチェックしておきたい。
STREET
3300円
https://www.street-eo.com