NeoL

開く

現代を生きる私たちの感覚を揺さぶる、さまざまなリズムをもたらす 「シンコペーション :世紀の巨匠たちと現代アート 」



「シンコペーション :世紀の巨匠たちと現代アート」では、ポーラ美術館の絵画、彫刻、東洋陶磁など多岐にわたるコレクションを、現代美術の第一線で活躍する作家たちの作品とともに紹介。2002年の開館以来、現代美術の作家たちに焦点をあてる本格的な企画展は、今回の展覧会が初となる。これまで、モネやピカソといったコレクションの中核をなす作家をはじめ、巨匠たちの作品とともに歩んできたポーラ美術館は、同時代の表現へと展望を拡げ、新たな一歩を踏み出す。

展覧会タイトルである「シンコペーション」(切分法)とは、音楽において、リズムを意図的にずらし、楽曲に表情や緊張感をあたえる手法である。空間全体に広がるインスタレーション、音、映像、野外展示、写真、絵画など、現代の作家たちによる多様な表現は、時代や国境を越えて過去の巨匠たちの作品に今日的な光を当て、現代を生きる私たちの感覚を揺さぶる、さまざまなリズムをもたらす。

大自然の懐に抱かれたポーラ美術館は「自然と美術の共生」を謳(うた)い、本来は密接であった両者の繋がりを取り戻すことを目指してきた。美術における過去と現在の表現もまた、断絶するものではなく、絶えず新たな関係を紡いでゆくべきものだろう。コレクションの数々が内包する時間とリズムが、現代の表現と出会い、箱根の豊かな自然のなかで新たな響きをうみだす。



会期:2019年8月10日(土) – 12月1日(日)
会期中無休
会場:ポーラ美術館
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
開館時間:9:00 ~ 17:00 (最終入館は16:30)
入館料:大人 1,800円、シニア割引(65歳以上) 1,600円
大学・高校生 1,300円、中学生以下無料

出展作家:オリヴァー・ビア、アブデルカデル・バンシャンマ、カンディダ・ヘーファー、石塚元太良、磯谷博史、アリシア・クワデ、セレスト・ブルシエ=ムジュノ、スーザン・フィリップス、プリンツ・ゴラム、ヴォルフガング・ティルマンス、渡辺豊、横溝静
[ポーラ美術館コレクションより]ルノワール、モネ、ロダン、セザンヌ、マティス、ピカソ、ダリ 他

More info: https://www.polamuseum.or.jp/sp/syncopation/


開幕記念対談
セレスト・ブルシエ=ムジュノ(出展作家)× 林卓行(東京藝術大学准教授)
日時:2019年8月10日 (土)
15:00〜16:30 (開場:15分前)
定員:先着50名 (要当日入館券)
日仏逐次通訳付
詳細:https://www.polamuseum.or.jp/sp/syncopation/s_20190810_3/

開幕記念アーティストトーク
オリヴァー・ビア(出展作家)
日時:2019年8月11日 (日 )
14:00〜15:30 (開場:15分前)
定員:先着30名 (要当日入館券)
日英逐次通訳付
詳細:https://www.polamuseum.or.jp/sp/syncopation/s_20190810_4/

RELATED

LATEST

Load more

TOPICS