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エッシャーにも影響を与えた画家メスキータ、日本初回顧展を東京ステーションギャラリーで開催

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《ヤープ・イェスルン・デ・メスキータの肖像》1922年、個人蔵 Photo: J&M Zweerts


サミュエル・イェスルン・デ・メスキータの日本初回顧展「メスキータ Samuel Jessurun de Mesquita」が、東京ステーションギャラリーにて開催される。会期は、6月29日から8月18日まで。


メスキータは、ポルトガル系ユダヤ人として1868年にオランダのアムステルダムで生誕。画家や版画家、装飾美術の分野で活動する傍ら、美術学校の教師として学生たちを指導し、当時の生徒の中には、20世紀を代表する版画家のマウリッツ・ コルネリス・エッシャーもいたという。1944年に強制収容所に送られ、殺されるまでに描き続けた作品はエッシャーをはじめとしたかつての生徒やメスキータの友人たちが保護していた。



本展では、メスキータの代表的な表現技法である木版画の作品やドローイング作品などが展示される。明暗のコントラストと大胆な描線によるデザインが特徴の木版画には、シマウマやワシミミズクといった異国の動植物のモチーフが数多く登場。ドローイングは無意識の状態で浮かんでくる映像を描いたという。昨年生誕150周年を迎え、今年で没後75周年を迎えるメスキータの作品を、この機会にぜひ堪能したい。


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《シマウマ》1918年、個人蔵 Photo: Martin Wissen Photography, Borken, Germany


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《エクスタシー》1922年、個人蔵 Photo: J&M Zweerts


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《ファンタジー》1914年、個人蔵 Photo: J&M Zweerts


メスキータ Samuel Jessurun de Mesquita
会期:2019年6月29日(土)〜8月18日(日)
会場:東京ステーションギャラリー
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1
開館時間:10:00〜18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
入館料:一般1,100円、大高生900円、中学生以下 無料(障害者手帳等の持参で100円引き介添者1人無料、前売り券は200円引き、20人以上の団体は一般800円、大高生600円)
休館日:月曜日(7/15、8/12は開館)、7月16日(火)
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

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