2009年の開始から今回で10回目を迎える六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2019」。今回のテーマ「夜の旅、昼の夢」に沿って、アジアの現代アート界を代表するアーティスト、チェ・ジョンファをはじめ、多くのアーティストが六本木の街を舞台に、街中にアートスポットを点在させる。現代アート、デザイン、映像、パフォーマンスなどの多様な作品に加え、体験・参加型のプログラムも夜を通して多数実施。また、「六本木アートナイト2019」当日は、各美術館やギャラリー、施設で開催されている展覧会の特別プログラムや、開館延長など連動企画も満載だ。
国内外のアートが集まり、グルメ、ショッピング、映画が楽しめる六本木。街歩きをしながら、六本木の街にとけこむアート作品を見て、感じて、触れて、心ときめくアートな週末はいかがだろう。
完成イメージ
メインプログラム | チェ・ジョンファ(崔正化)
六本木ヒルズ《フルーツ・ツリー》
果物や野菜がぎゅっと詰まった《フルーツ・ツリー》は、韓国のアーティスト、チェ・ジョンファによるカラフルなバルーン彫刻。六本木ヒルズアリーナを鮮やかに飾る。枝から落ちたような果物や野菜はアリーナに配置され、空間を魔法の庭へと変えて見せる。合成ビニール製の彫刻は、自然界と人工物の双方にある美しさを表現している。
・日時:5/25(土) 17:30〜5/26(日) 6:00、11:00〜18:00
・場所:六本木ヒルズアリーナ
・参加料:無料
他にも国立新美術館や東京ミッドタウンでもプログラムあり。
撮影:Kim Dowon
RedBall Project(レッドボール・プロジェクト)
これまで32都市で実現され、六本木アートナイトで日本初上陸となる《レッドボール・プロジェクト》は、アメリカ人アーティストのカート・パーシキーによる周遊型パブリックアート。ゴムボールで出来たこの巨大な赤玉は、ある場所から別の場所へと毎日移動を繰り返しながら、六本木の街なかを一週間にわたって巡回する。固定、静止、永久性など、通常のパブリックアートの枠組みからユーモラスにはみ出す赤玉は、その絶え間ない動きで、街の地図を描き直す。このプロジェクトは、私たちの都市への視点を拡張させ、ありふれた生活空間に新たな活力を与えるだろう。
・日時:5/20(月)~5/26(日)
・場所:六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館、その他
1日1か所全部で7か所(予定) ※荒天の場合は中止の可能性あり
・参加料:無料 ※展示時間と場所に関する詳細は公式サイトでお知らせ。
撮影:Kurt Perschke シカゴでの展示風景
和田 永 + Nicos Orchest-Lab
《エレクトロニコス・ファンタスティコス!》
ブラウン管テレビ、バーコードリーダーなどの電化製品を”電磁民族楽器”へと転生させ、アンサンブルを繰り広げる。ブラウン管の静電気やレーザーのスキャンを通して「模様が音になる」という電気的な仕組みを応用した新作パフォーマンスを披露。
・日時:5/25(土) 19:40~20:00
・場所:六本木ヒルズアリーナ
・参加料:無料
撮影: Mao Yamamoto
和田 永 + Nicos Orchest-Lab
《バーコーダー》
バーコードリーダーが読み取った信号を直接音声端子に接続することで音を鳴らす楽器「バーコーダー」の体験展示。バーコードのシマシマがそのまま音の波になる。昼はバイトでレジ係、夜はクラブでバーコードDJ。レジ係の次のレベルを体験せよ。
・日時:5/25(土) 20:10~5/26(日) 5:30、12:00~17:30
上記時間内で随時開催
・場所:六本木ヒルズアリーナ
・参加料:無料
撮影: Florian Voggeneder
監督:バンクシー
《アートシネマ》
芝生広場が野外映画館に変身。上映作品は、話題のアーティスト バンクシー による初監督作品『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』。
映画説明:ビデオ撮影が趣味の男ティエリー・グエッタが様々なグラフィティ・アーティストと出会い、彼らの素顔を撮影するうちに念願だった伝説のバンクシーとの接触が叶う。本人はアートの知識も技術もないティエリーはやがて、バンクシーによってアーティスト”ミスター・ブレインウォッシュ”に仕立て上げられ、ついには個展を開くことに。全ては仕組まれたことなのか、あるいはリアルなドキュメンタリーなのか。
・日時:5/25(土) 19:00~20:30
・場所:東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 芝生広場
・参加料:無料 ※定員700名(定員に達した場合、入場制限をする可能性あり) ※雨天決行、荒天中止
・企画・協力:ねぶくろシネマ
©2010 Paranoid Pictures Film Company All Rights Reserved.
石山 和広
《絵画からはなれて[磊](らい)》
東京ミッドタウンの20番目となるパブリックアート「絵画からはなれて[磊]」が登場。照明にもこだわった新しいパブリックアートだ。
・日 時:5/25(土) 10:00~22:00、5/26(日) 10:00~18:00
・場 所:東京ミッドタウン ミッドタウン・タワーB1F
・参加料:無料
イメージ
野沢 雅子、羽佐間 道夫、大野 裕之
《特別公演『キートンの探偵学入門』声優口演/トークショー「キートンとチャップリン 希代のライバルとその友情」》
20世紀前半、「世界の三大喜劇王」の一人とされたバスター・キートン。真骨頂ともいえるスラップスティック・コメディの傑作「キートンの探偵学入門 (SHERLOCK JR., 1924)」を、日本を代表する二人の声優による日本語ライブ上演で鑑賞する特別公演する。また、チャップリンの代表作「ライムライト (LIMELIGHT, 1952)」のキートン出演シーンの一部も特別に上演。トークと合わせてお楽しみあれ。
・日時:5/25(土) ①18:00~19:30、②21:00~22:30
・場所:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3
・参加料:4,000円(「ユーモアてん。」招待券付き) ※撮影不可 ※各回40名(要事前予約)
・主催:株式会社ムーブマン、21_21 DESIGN SIGHT
・協力:日本チャップリン協会
©film preservation associates
《「クリスチャン・ボルタンスキーの可能な人生」上映》
2010年に制作された「クリスチャン・ボルタンスキーの可能な人生」(上映時間52分)は、ボルタンスキーの多様な活動を紹介するドキュメンタリーフィルム。映画の中では、6月12日より開催される「クリスチャン・ボルタンスキー-Lifetime」展に出品される作品はもちろんのこと、ボルタンスキーがこれまで手掛けてきたその場限りのインスタレーションも目にすることができる。
・日時:5/25(土) 18:00~22:00
・場所:国立新美術館 アトリウム
・観覧料:無料 ※撮影不可
クリスチャン・ボルタンスキー © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo by Didier Plowy
外国語ガイドレクチャー”Speakeasy at Roppongi Art Night 2019”
海外からの来場者等に向けた外国語ガイドレクチャーを開催!出展作品の文化的背景や、街の歴史を織り交ぜながら、アートナイトをより楽しく巡るポイントを専門スタッフがレクチャー。
・日時:5/25(土) 17:00~23:00、5/26(日) 10:00~16:00
※レクチャーは毎時0分より開始。それ以外の時間はスタッフが常駐。
・場所:六本木ヒルズ ノースタワー1F(予定)
・参加料:無料 ※事前申込み不要 ※詳細は公式サイトにてお知らせ。
六本木アートナイト2019
「六本木アートナイト」は、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルの提案と、大都市東京における街づくりの先駆的なモデル創出を目的に開催する、一夜限りのアートの饗宴。様々な商業施設や文化施設が集積する六本木を舞台に、現代アート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンス等の多様な作品を街なかに点在させ、非日常的な一夜限りの体験をつくり出す本イベントは、東京を代表するアートの祭典として2009年3月にスタートし、年々発展を続けている。
日時: 〈メインイベント〉2019年5月25日(土)10:00〜5月26日(日)18:00
開催場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
入場料 :無料(但し、一部のプログラム及び美術館企画は有料)
お問合せ: 03-5777-8600 (ハローダイヤル) ※年中無休(8:00~20:00)
公式サイト: http://www.roppongiartnight.com/
Facebook: https://www.facebook.com/RoppongiArtNight/
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Instagram: https://www.instagram.com/roppongi_art_night_official/
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