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“嘘の報告書”があぶり出す、組織の理不尽さ、不条理な人間模様

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黒沢清と大森一樹に師事した坂下雄一郎監督による『神奈川芸術大学映像学科研究室』が、1月25日(土)より、新宿武蔵野館で期間限定公開される。


物語の舞台は、架空の大学・神奈川芸術大学。その映像学科で助手として勤務する奥田は、事なかれ主義で保身のことしか考えない教授陣や、問題ばかり起こす学生たちの間で板挟みの日々を送っていた。そんなある日、奥田は学生たちが大学の機材を盗み出している現場を目撃。事件が世間に知られることを恐れた教授陣は、嘘の報告書を作成するよう指示するが、その報告書をきっかけに、事態は次々と悪い方向へ進んでいく――。


本作は、東京藝術大学大学院映像研究科の修了作品として制作された作品ながら、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013で長編部門審査員特別賞を受賞するなど、すでに話題を集めつつある。
これからの活躍に期待が高まる新鋭・坂下監督の、記念すべき初長編デビュー作。新宿武蔵野館での上映は2週間限定の予定なので、お早目に!


神奈川芸術大学映像学科研究室
監督・脚本:坂下雄一郎
出演:飯田芳、笠原千尋、前野朋哉
(2013年/日本)
(C)東京藝術大学大学院映像研究科
1月25日(土)新宿武蔵野館にて2週間限定レイトショーほか全国順次公開
http://kanagei.com/

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