岩渕一輝、初の個展「 Slices of the moment 」が NO.12 GALLEY にて 3 月16 日から 3 月 21 日まで開催。東京へ上京し、多くの人に出会いその好きな人を撮りたいというキッカケからスタートし、独学ながら写真に対して4年間という日々を向き合ってきた岩渕は、常に自分が透明でありたいとい、何も語りたくないという姿勢で撮り続けてきたという。それぞれの被写体が持つうすぼんやりとしながらも強く芯がある存在感、ただの写真として、イメージになり、事物や人物、時間から解放され透けた形骸に成り果てた姿が見えてくるような作品は一目で人々の心を搦めとる。
かつて付き合っていた彼女との毎日を記録するためにカメラを手に取った岩渕一輝は、凡庸が隅々まで染み渡った日本の街や、彼という部屋を素通りしていった女性たちから時折こぼれ出るメランコリーを、とても品良くすくい取っている。モチーフやテーマよりも、いつかに何かの映画で目にしたような美しい色合いだけが印象に残る。どこにも辿りつかない単体のイメージ、という感じ。これらの写真のどれでも、自分の狭い部屋の壁に飾っておきたいと思う(『STUDY』長畑宏明)。
岩渕一輝
1995年 岩手県生まれ
STUDY magazine #4 掲載
タイトル 「 slices of the moment 」
会期 2018年3月16日(金)〜3月21日(水)
会場 NO.12 GALLEY 詳しくはコチラ
2018年3月16日(金)~21日(水)
時間 13:00~20:00
初日 16日 15時 start
最終日 21日 18時 close
協力: 文化学園大学チャレンジプロジェクト
お問い合わせ : 090-2849-8879