女王蜂のアヴちゃんが彼女を慕う方たちとお忍びデート。その様子をドキュメントする人気連載第8回目に登場するのはSILENT SIRENのギターヴォーカル、すぅ。9月に開催される蜜蜂ナイトでの共演を控えたすぅとアヴちゃんが、浅草で浴衣デートを楽しみました。麗しい和装姿をご堪能ください。
11:00 VASARA
すぅ「奇麗なシルエット! その着こなし、すごくいいと思う」
アヴちゃん「そんなんすぅちゃんに言われたら嬉しい!すぅちゃんもすっごく素敵」
すぅ「浴衣を着て、こんなにちゃんと髪もセットしたのは久しぶりかも。アヴちゃんの浴衣姿を見たくて、浴衣デートにしたの」
アヴちゃん「わ~!ありがとう。今年はあと2回浴衣着るよ」
すぅ「いいなあ」
アヴちゃん「ファンイベントがあって、屋形船でカラオケとか紙芝居とかやるの」
すぅ「最高じゃん」
アヴちゃん「わたしたちの曲は歌詞が強めだから、レコード倫理協会とかレコード会社によく怒られるのね。『この歌詞はどうゆう意図ですか?』って。それで勝ったり負けたりしているんだけど、その一部始終をアンパンマン調にした紙芝居をやろうと思っていて(笑)」
すぅ「見たい! じゃあいままでリリースされた曲は戦って勝ち取ったものなんだね」
アヴちゃん「そうだね。バチバチに戦ってる。すぅちゃんの歌詞も強いもんね」
すぅ「あはは! ギリギリのラインです」
アヴちゃん「いいと思う。普段はなにを聴くの?」
すぅ「お兄ちゃんの影響で聴いていたのはブルーハーツとか。メロコアもよく聴いてたかな」
アヴちゃん「ハイスタとか?」
すぅ「そう。最初にハイスタをコピーして」
アヴちゃん「すごいね! その頃からギターヴォーカル?」
すぅ「うん。ずっとバンドを組みたくて。ピアノを習ってたんだけど、ピアノは自分との戦いみたいな感じだからやめちゃって。どうしてもバンドをやりたいとなったときに、一番入りやすかったのがギターで、ギターを買って練習して、ハイスタとか尾崎豊、ブルーハーツを弾いてた」
アヴちゃん「ルーツが渋いね。信用できる」
すぅ「お兄ちゃんと年齢が離れてるから(笑)。いろんなものを聴いてるけど、家族に影響されることは多かったかも」
アヴちゃん「わたしらはバンドものはあまり聴かないけど、ライヴ前日にビヨンセのDVDを観て『最高!』って泣いたりしてる」
すぅ「あはははは!」
アヴちゃん「バンドをやりたくてバンドを組んだんじゃなくて、もっとブチ切れたくてイライラをぶつけるよにうに組んじゃったから」
すぅ「ああ、感情をぶつける場だったんだね」
アヴちゃん「そう!完全にそれだった」
すぅ「音楽は自由だからいいよね」
アヴちゃん「うん、いいよね。スッキリするし、気持ちも復活するし。メンバーもみんなバンドが好きだったの?」
すぅ「キーボードだけはアイドルが好きで、あとはみんなバンドが好きで経験もあったから組もうよって。キーボードの子はダンスをやってて、ポップな性格だからバラエティもいけるのね。そこでうまく調和してる」
アヴちゃん「バランスがいいもんね」
すぅ「バランスはわりかしいいね。私とドラムが破天荒で」
アヴちゃん「噂には聞いております(笑)」
すぅ「聞いてるんだ(笑)。リーダー(ひなんちゅ)が破天荒だから、それをベースとキーボードが中和して和ませるみたいな」
アヴちゃん「そっか。うちには破天荒キャラがいないなあ。わたし含め」
すぅ「いやあ、アヴちゃんは破天荒だから!(笑)」
アヴちゃん「いやいや! わたしは普通! (スタッフに)わたし破天荒じゃないよね?」
スタッフ「異常にしっかりしてる」
アヴちゃん「ほらね!」
すぅ「(笑)。しっかりしてるからプロデュースとかできるのかも」
アヴちゃん「でもすぅちゃんもいまのライヴのプロデュースしてるんでしょう?」
すぅ「そう。ツアーのコンセプトをね」
アヴちゃん「テーマはなんなの?」
すぅ「『新世界』。ニューワールド」
アヴちゃん「新世界いうたら、大阪やん。串カツ食べたなってきた!」
すぅ「食べたい!」
アヴちゃん「買い食いしよう!」