女王蜂のアヴちゃんが彼女を慕う方たちとお忍びデート。その様子をドキュメントする人気連載第7回目に登場するのはチャラン・ポ・ランタンのアコーディオン小春。9月に開催される蜜蜂ナイトでの共演を待ちわびる小春とアヴちゃんが、ひと足早く新宿の夜で逢瀬を楽しみました。
19:40 ロボットレストラン
アヴちゃん「ポップコーン食べたい!」
小春「食べよう! なんか、始まってないのにもう楽しい(笑)」
アヴちゃん「会場が想像と違ったからかな。カウンターを突かれた感じ。いまが近未来だから逆にこういう表現はレトロでいい」
小春「平成の最初のほうっぽいよね。それにしても本当に海外の方ばっかり。みんなグッズまで買っている」
アヴちゃん「『I ♥ RR』はキテるね」
小春「新宿感というか歌舞伎町がすごい(笑)。写真撮ろう」
アヴちゃん「イエーイ! あ、かわいい。盛れてる。心を許した顔してる(笑)」
小春「取材だって忘れてしまう(笑)。ポップコーンきた! ありがとうございます」
アヴちゃん「ありがとうございます。美味しい。普段お菓子食べないからこういう時たくさん食べちゃう」
小春「お菓子は食べないの?」
アヴちゃん「撮影が多いからね。『Q』のジャケット写真を撮るときは5キロ痩せたの」
小春「大変!」
アヴちゃん「でも食べないとイライラするから、食べたら運動したり、日本酒を入れたお風呂に入ったり」
小春「発汗作用があるの?」
アヴちゃん「そう。美容の知識を総動員して撮影に臨んでる」
小春「ええーっ、知りたい! いつも脚が浮腫む」
アヴちゃん「脚はすごく得意よ。美脚術たくさん知ってるから教えるね。でも小春ちゃんも細い」
小春「全然だよ。すぐ脚にお肉がつくのが悩み。12キロのアコーディオンをずっと持っているから無駄に筋肉がついちゃう」
アヴちゃん「胸筋が鍛えられそう」
小春「うん、ここは強い」
アヴちゃん「そんな感じがした。職業病ってあるよね」
小春「あるよねえ。もう本当にアヴちゃんの脚は憧れ」
アヴちゃん「ファンの子からも、わたしが教えたマッサージをやると、血流が良くなって一瞬で白くなるって言われる。見た目から入ってくる人もいるから、ヴィジュアルは気をつけなきゃね」
小春「いいねえ。やっぱり憧れの人にはいつまでも美しくいてほしいもん」
アヴちゃん「イロモノと言われることもあるけど、イロもない人に言われたくないって話よ」
小春「本当にそう。アヴちゃんは完璧にステージを作り上げるから尊敬する」
アヴちゃん「ありがとう。作り上げると宿るよね」
小春「等身大の、身近な部分もほしいという人もいるだろうけど、女王蜂には圧倒的でいてほしい」
アヴちゃん「女王蜂のライヴにはぶっ飛ばしてほしいと思って来てるお客さんが多い。わたしもそういうアーティストが好きだったし、そこからしかエネルギーをもらってきてなかったり。フェスとか対バンで会うのはやっぱり等身大のアーティストが多いし、衣装もスタイリストさんが選んだ日常の延長のようなものを着ていて。もちろんその良さもわかるけど。(キャストの女性を見て)哀愁がある。メイクもふた昔前だし、手で機械を回してるんだ」
小春「あのキャストの女の子自体が哀愁って感じがする。全てを取り入れようとしてるじゃん」
アヴちゃん「そうね。曲もロボットレストランのあの音楽じゃなくて、洋楽のミックスだし、余計にね」