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Sharar Lazima

Sharar Lazima

学生。バングラデシュ出身、東京育ち。名前は古典アラビア語で「重要な光」という意味を持つ。ヒップホップクルーKANDYTOWNのメンバーであるryohuのソロ『All In One』のジャケット写真を手がける。ブログでは自分の目に映る東京カルチャーを綴っていく。


被害者としてのイケメン

    イケメン……目の保養になりますね、世の中には欠かせないものです。

    私は残念ながらイケメンに深く関わったことがあまりないのですが、イケメンについて一つ考えたことがあります。

    人間、自分にないものが好きなもので、私は自分のソースな顔と程遠いさっぱりした塩顔が前から好きなのですが、一度も需要と供給が成立することはなく。

    その塩顔の中でも「無造作パーマ系」という一派(勝手に名付けた)は基本的に相容れない覚えがあります。

    なぜ

    話しても話しても感じる違和感、それは受動性でした。

    一般に女子は基本的に男子よりませています。中学の時ませている女子に対し、まだゲームに夢中なイケメン男子は考える間も無く強制的に恋愛に巻き込まれて行きます。そしてもてるが故に、なるがままに次々に恋愛を楽しんでいる間に他の男子はモテるように頑張ったり、もはやモテなんて捨てて趣味に走ったり、音楽や何かにのめり込んだりと自分の人生に向き合いつつ色んな試行錯誤をしていきます。

    日に日に受動性が高まるイケメン、なにもせず、言わずとも需要があり、次々と彼女ができる薔薇色の人生に25あたりで終止符が打たれます。

    なぜか

    女子が現実的になってきます。というよりイケメンの受動性に気づき、進化がなく、進めようがないことに気づきます。現実的というのは妥協ということでもありません。自分が本当になにを求めていて、今なにが不足しているのかに気づいてゆくのです。

    そして段々と興味を持たれなくなるイケメンはもはや被害者と言っても過言ではないのかもしれませんという独断と偏見でした笑

    もちろん、全てのイケメンはそんなことはなく、若い頃からモテて、女子に巻き込まれても巻き込まれなくても自分のこだわりを持ち、独自の進化をたどる面白いイケメンは最強の存在です。また、興味をなくされた段階から進化するイケメンだって大勢います。

    全て人類愛が故に観察してしまう結果で書いたものなので、そんなこともあるんだなぁ〜くらいで読んでいただけると嬉しい限りです!

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