ロシア・ヴォルガ河畔で500年もの間、独自の言語と文化を保ってきたマリ人たちの伝承や慣習をモチーフに映画化した、『神聖なる一族 24人の娘たち』が公開中。
理想的な夫を選ぶ目を養うためにキノコの形を丹念に調べるオシュチレーチェ、夫の股間の匂いをかぐことで浮気の確証を得ようとするオーニャ、夫に思いを寄せる醜い森の精霊に呪いをかけられてしまうオロプチーなど……“O”で始まる名前の24人の女性たちの摩訶不思議な物語をみずみずしく描く。
なお、監督を務めたアレクセイ・フェドルチェンコは、マリ・エル共和国に移り住み、撮影を敢行。1年をかけて丁寧に映し出した四季の移り変わりよって彩られる風景と、独自の文化で生きる女性たちの美しさに注目。
神聖なる一族 24人の娘たち
監督:アレクセイ・フェドルチェンコ
(2012年/ロシア)
公開中
http://24musume-movie.net/