英マンチェスター地域で結成、サム・スミスやイヤーズ&イヤーズをはじめ、これまで多数の人気アーティストを輩出してきた英国のBBCが主宰する新人賞で、今年見事にリストアップされ話題を呼んでいる5人組、ブロッサムズ。2016年8月にはデビュー・アルバム『Blossoms』をリリースし、見事初登場1位を獲得!マンチェスター直系と呼ばれる、聴きなじみがよく、独特のグルーヴ感のある音、さらにヴォーカルのトムのどこか哀愁を帯びた声が話題を巻き起こしている。日本でも、先日のサマーソニックで2度目の来日パフォーマンスを敢行。マンチェスター直系と呼ばれる音とは異なる、キレ味鋭いサウンドで、会場を魅了させた。
──サマソニのステージはどうでしたか? 今回が初来日?
トム・オグデン(Vo、以下トム)「いや、二度目だよ。2015年の4月に来たんだ。(あの時も、今回も)最高だったよ。日本のオーディエンスは世界の中でもオレたちのお気に入りなんだ」
──前回のショーと今回のサマソニで違いはありますか?
ジョシュ・デューハースト(G、以下ジョシュ)「前回よりも沢山の曲をプレイしてきたことが大きいね。だから前回とセットリストの内容が全然違うんだ。それにアルバムもリリースされたし、収録曲を皆の前でプレイできたのが楽しかった」
──アルバム『Blossoms』が先日リリースされ、見事全英チャート1位に。今の気分は?
チャーリー・ソルト(B、チャーリー)「世界の頂点にいる感じ!(笑)ロッキーみたいな気分だよ。オレたち、シルヴェスター・スタローンなんだ(笑)」
──なぜ、そこまで多くの人に受け入れられたと思いますか?
ジョー・ドノヴァン(Dr、ジョー)「オレたちのアルバムはポップだからね。ポップ=ポピュラー(人気)ミュージックだから」
トム「オレたちの音楽は偽物ではなくて、全て自分たちの本当の気持ちで出来ているんだ。そこに、皆が繋がりを感じてくれたんじゃないかな。自分たちが作りたい音楽を素直に作っているのがオレたちだから。それを皆が気に入ってくれるってことは、オレたちにとってはボーナスみたいなものなんだ」