NeoL

開く

山口壮大「お祭り道中発見伝」vol.1

matasuri_slider

お祭りが大好きなファッションディレクター山口壮大とライター古澤がお祭りに出向いて、自腹でお土産を買うお祭り紀行。第一回は千葉県、佐原市で行われる佐原の大祭。かつて、水運を利用して「江戸優り」とも呼ばれたほど栄えたこの町には、そこここに情緒が残されています。さて、このお祭りで、山口壮大は何を購入するのでしょうか。

 

古澤「壮大さん、着きましたよ」

山口「駅にも提灯がたくさんでお祭りって感じだね」

1_駅前

古澤「ここ佐原は江戸時代、水運に酔って栄えた町ですね。利根川が開通して水運として整えられたことで物流の中心を担い、商業の町として発展しました。なので、電車で見てきた長閑な風景とはうって変わって、江戸の町人文化が混ざった独特の情緒が見て取れます」

2_駅前風景

山口「あら? 駅前、何もないけど、大丈夫?」

古澤「……水運として栄えたのは川沿いが中心ですからね! 早速向かいしょう。この地方で有名な産物が醸造です。江戸時代からお酒や、醤油、味噌作りが盛んだったようです。そういった産物や、全国各地から集まる年貢を江戸へ運河で運んでいるうち、江戸の文化も大量に流れ込んできた言われています」

3_川沿い

古澤「特に川沿いに立ち並ぶ蔵は全てが川に向かって出入り口が作られています。これは川を行く船に荷物を乗せやすくする工夫だったようですね。……って壮大さん?」

山口「いやー、祭りと言ったら冷やしキュウリでしょ。ぽりぽり」

4_土産物屋

古澤「……川沿いには特に伝統的な建物が並んでいますよ。昔ながらの建築を生かしたお土産屋さんも多いです。ここ、植田屋荒物店は創業1760年。手づくりの竹細工などを扱っているお店です。裏には蔵も残っているので、その見学もできるみたいですよ。さっそく……って、もう入ってんのかいっ!」

5_土産物外観6_土産物内観

1 2 3

RELATED

LATEST

Load more

TOPICS