今回も地味なお弁当。ですが、好物ばかり詰め込んだので、個人的にはお昼が楽しみなメンツ揃いです。かぼちゃの煮物、こんにゃくの甘辛煮、コールスロー、スモークサーモン、ご飯には貝豆の煮ものを混ぜ込みました。
貝豆、あいにく生豆の写真がないのですが、じつに面白いビジュアルです。我が家の4歳児いわく「シジミ」だそうで、確かにそう思わせる柄をまとっているのですね。残念ながら、加熱すると全体的に黒っぽくなってしまうのですが、ぽくぽくの食感、どんな味付けにも合う便利な豆なのです。豆ごはんが好きなので、このご飯も心躍る存在なわけです。
唯一、華やかさを持っているメニューはスモークサーモンでしょうか。
歴史はいつから始まったのか、記憶は定かではありませんが、いつしか父の恒例行事となったスモークサーモン作り。親戚や知り合いに配るので、それはそれは大量の鮭を港で仕入れます。年末はお手製の燻製小屋を携えた別邸に泊まり込み、スモークサーモンを仕上げるのが彼の楽しみになっているのでしょうか。
しかし手前味噌ながら、これがじつにおいしい。ひいき目抜きにしても、いい味なのです。
年初にもらったスモークサーモンの、残りわずか。残りをどうやって食べようか。
悩む間もなく、きっとするりと消えることでしょう。今年もね。