はじめまして、Nikyです。
私はだれかに「どういう仕事? 何してるの?」って聞かれた時にいつも少し悩みます。
イラストレーターと答えても少しちがうし、グラフィックデザイナーでもないし、アーティストだけとも言えないし。。。
そして「なんでニューヨークに住んでいるの?」ともよく聞かれるので、初ブログはこの二つの質問に答える事にします!
私がロンドンでアート大学にいた時の先生は、だれもがこの人だ!とわかるようなスタイルを決めて、それをずっと保ちながら作品を作って行くのが大事だと言っていました。毎週みんなの前でのプレゼンテーションでは、作った作品をどれだけうまく言葉で説明をできるかで点数がつくので、気がついたら私はいつも説明しやすい、みんながわかりやすい作品を作る事が正しいのかと思っていました。
そして卒業後戻った東京では今度はかわいくて、きれいで、みんなが好きそうな絵を描かなきゃと思いながら絵を描いていて、描いても描いても仕事の依頼は全く入ってこなくて。
仕事がなくて暇な時に旅行でニューヨークに来て、せっかくなのでなにか得て戻りたいと思い、私の好きなアーティストにメールで研修したいと書きました。びっくりな事に返事が戻ってきたので、早速作品を見せに行ったら、たまたま私が持ち歩いてたスケッチブックを発見して見せてと言われて見せたら、作品より落書きのほうを気に入ってくれて研修が決まりました。
落書きという全く人に見せるつもりもなかった、楽しんでなにげなく描いた絵を彼が気に入ってくれたのがきっかけで、ニューヨークに住み始め、それから作品の作り方が完全に変りました。
素直に心から描きたいという絵を描くという事が一番大事で、私が思うには作品と言うものは言葉で説明できなくてもいいと思います。
そもそも言葉で説明ができない物事を絵にしているのに、それをまた言葉で説明するのって少しへんだなと思います。
説明は長くなってしまいましたが、私がどういう仕事をしているかというと、特に一つのスタイルはなく、ドローイング、ペインティング、コラージュなど、なんでも作ります!なので、私は「アーティスト」「イラストレーター」というよりかは「Niky」という人間です。といつか言いたいです。
そしてなぜニューヨークかというと、ここが現在私のしたい事には一番適していると感じる場所だからです。
変な人、好き勝手してる人、あらゆる分野でクリエイティブな事をしている人が世界中から集まっていて、それに対してみんなとてもオープンな姿勢なので、自分が自分でいられる場所です。ニューヨークという街自体もビックシティーなのに、東京とちがって色々と本当に不便で、問題だらけで時には辛い事がありますが、この完璧じゃないところが私は人間らしくて好きです。
私は和菓子が大好きなので、もう少し年取ったら日本に戻りたいのですが、しばらくはニューヨークでチャレンジします、これから色々と作品、出会う人、見た物などなどアップしていきたいと思いますので、どうぞよろしくおねがいします!