きたる9月22日に、ずばり“オルタナの女王決死戦”と銘打った対バン・イベントを控えた、Charaと女王蜂を率いるアヴちゃん。音楽性も、美意識も、世代も違う、でもお互いにアーティストとして深いリスペクトを抱くふたりが、今回のステージでCharaをサポートするTHE NOVEMBERSのフロントマン=小林祐介ともども一堂に会し、表現に傾ける情熱からパフォーマンスへの意気込みまで、率直なトークを展開してくれた。
(前編より続き)
――Charaさんは20年以上ソロで活動しているわけですが、それは時に孤独なもの?
Chara「どうかな、もしかしたら楽なところがあるのかも。勝手にやれて、気を遣わなくてもいいし、全部責任が自分にかかってくるというだけだから」
アヴちゃん「私は逆に、バンドをやってるけどすごく孤独だなと思うし、孤独なほうが楽しいし、素晴らしいと思う。そもそも女王蜂が一度休止したのも、私たちはメンバー全員で一人の人間になろうとしすぎて、ほんの些細なことが許せなくなったりして、すごく疲れちゃったからなんです。だから活動を再開した時は、全員ソロ活動ってことで行きましょうって。それぞれ自立した上で一緒にいる。ソロが集まったバンドって最強でしょ。以前は全員同じマンションに住んで、お醤油を貸し合いっこする感じだったけど(笑)。私たちも大人になりました!」