夏のスイーツ「かき氷」。六本木の東京ミッドタウンにある、ザ・リッツ・カールトン カフェ&デリに“日本一ゴージャスなかき氷”があると聞いて、さっそく行ってきました!
メニュー表にあるのは、こんな文字でした。「パティシエ特製 宇治かき氷(宇治やぶきた茶付)ドンペリニョン 4500」。数字の単位は、もちろん円! 高級シャンパンとして有名な、あのドンペリニョンを使ったかき氷なのです。
同ホテルのパブリックリレーションズ マネージャーの谷口謙一郎さんにお聞きしました。
「かき氷を出すのは初めてだったのですが、45階のフレンチダイニングのシェフが変わったタイミングでもあったので、何か記念になるようなことがしたいと思い、制作部門と相談して、ドンペリニョンを材料に使うことにしました」
実は、当初は白のドンペリニョンを使う予定だったとか。パティシエの徳永純司さんと話し合うなかで、白のドンペリを使ったかき氷は他でも提供していることがわかり、「最終的に、ロゼのほうが、“ザ・リッツ・カールトン東京らしい”ということで、ピンク色のドンペリニョンかき氷をお出しすることになりました」(谷口さん)とのこと。
谷口さんは、「4,500円という値段はかき氷としては高いですよね? でも、利益はあるかないかというところ。お客様に喜んでいただけるのは大変光栄ですが、たくさん売れるとうれしいような悲しいようなで…」と本音をポロリ。
それでは、お待ちかね、ドンペリニョンかき氷の登場です! 手回しのかき氷器で削ったやわらかな氷に、ドンペリニョンと桃ベースのシロップを使って作った、オリジナルの氷みつがかかっていて、お皿のふちには甘い白桃が添えられています。その上から金箔をかけて、ラグジュアリー感をさらにアップ。
そして驚くことに、ここにロゼのドンペリニョンをまわしかけてくれるのです! 贅沢の極み!
見た目、演出ともに二重丸以上ですが、肝心なお味は…? これがまた期待を裏切りません。シャンパンのきめ細やかな泡のシュワシュワを氷とともに味わう幸せ。特製みつの桃の香りとさわやかな甘さが口の中いっぱいに広がります。添えられた桃もフレッシュで甘く、心地よい気分です。
ふわ~と体が軽くなる気持ちにさえなるのは、シャンパンのアルコール分もあってのこと。20歳未満、車を運転してきた方は食べられないので、注意してくださいね。
最後は、このメニューについてくる一杯の温かいお茶でしめます。レシピ開発をした徳永さんは、愛媛県今治市の出身。行列ができるかき氷の名店もある今治では、かき氷にお茶がついてくるのは当たり前だそうで、同店でも“今治スタイル”を採用したとのことです。
店内で食べるほかに、プラスティックカップに入ったテイクアウト用の品(3,900円)も。こちらにお茶はついていませんが、ドンペリのまわしかけはちゃんと行うのでご安心を。
発売は夏季限定で8月末までを予定しているそう。あなたも一度味わってみる?