マックスマーラは、2025年プレフォールコレクション「From Boudoir to Gazebo(ブードワールからガゼボまで)」を発表。
アメリカ人画家、ジョン・シンガー・サージェントが描いたのは、ギルデッド・エイジ時代の社会で活躍する人々。作家、俳優、外科医、学者、政治家、詩人など、時代を動かす人物たち。従来の宮廷画家たちは、どんな人物も同じように描いたが、サージェントはその人独自の個性を引き立たせることに情熱を注いだ。エドワーディアン時代の豪華で落ち着いた空間から、静かなブードワール(寝室)や緑豊かなガゼボまで、サージェントの肖像画は、シックで遊び心があり、洗練されたモダンなスタイルを映し出している。
本コレクションでは、アイボリーとブラックを基調に独自の女性らしさを表現。巧みに配置されたリボンがラップジレ、プレイスーツにアクセントを加え、ステッチ風に描かれたリボンや花柄プリントが華やかさを添える一方で、リボンを使わないデザインでは、ツバメの尾を思わせるようなシャープなペプラムが目を引きます。これは、クチュールジャケットやポプリンシャツ、さらにはトレンチコートにも見られるスタイル。さらに、マックスマーラのクールなテクノメッシュ素材は、テディ型ドレスやトラペーズドレス、ショートパンツといった新しいアイテムとして登場する。
そして、ガーデンの中にもひんやりとした秘密の空間がある。そこでは、緑豊かなガゼボから着想を得たエメラルドグリーンのプリントが、葉が絡み合う構造や夏の終わりを告げるダリアのポンポンとして描き出され、自然の美しさをファッションに落とし込んでいる。
重力を感じさせないスウィートハートボディのデザインは、サージェントの名作「マダムX」を彷彿とさせ、このデザインはトロピカルウールのオールインワンやプリントシルクのトップに表現されている。特別でありながら、日常のあらゆるシーンにも調和するこのコレクションは、洗練された女性たちの新しいワードローブを提案。
プレフォールコレクションは、2025年5月下旬より全国のマックスマーラショップ及び公式オンラインショップにて展開予定。