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tofubeats『ディスコの神様』インタビュー(中編)

ディスコの神様_A写サブ-s

メジャー・デビュー作にして森高千里をフィーチャーして世間をあっと驚かせたtofebeatsが、続く2nd EPの相手に選んだのは藤井隆! それもタイトル通り、ジャケット通りのディスコを極めた作品となった。彼が考えるディスコから見えてくるニュータウンの風景から経済まで、tofebeatsがあらゆる角度から語ってくれた。

バランスしか今はない。何かと何かを混ぜて、それがよいバランスで収まるから新しいものとして通用していく

(前編より続き) ──森高さんにしろ、藤井さんにしろ、ふたりのキャラクターの背景にある世界を通して、自分の音楽を表現している意識はありますか? tofubeats「お名前を借りる以上は、やっぱり乗っかりたい。ただ、乗っかる上でおふたりの音楽ファンに対しても失礼のないようにしたい。ご本人の歴史に泥を塗らないようにしながら、おふたりのレールにもしっかりと乗っていないと誠実じゃないと思うんです。その世界を自分なりに改ざんして、ファンが容認できるギリギリのところに収めるのが理想型ですね」   ──バランス感覚ありますね(笑)。  tofubeats「いや、バランスしか今はないじゃないですか。新しいものなんて、そうそう出てこない。何かと何かを混ぜて、それがよいバランスで収まるから新しいものとして通用していく。自分と自分じゃないものを結んで、それをどこに着地させるか。それがコラボだと思うんですよね」 ──これまでにあったジャンルと何かしらを交配させることで新しいものが生まれる。実際には再生産かもしれませんが。 tofubeats「ぼく自身、ディスコとか昔のカルチャーを参照することはありますが、その割合は半々くらい。どっちも好きなので、どちらかに偏ってはいないと思う」

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