Meryll Rogge (メリル ロッゲ)が、パリファッションウィークにて2024年春夏コレクションを発表。
人生のスピードと、ぐずぐずしたいという欲求の狭間。私たちの複雑な時間との関係について考察し、ズレから生じる違和感がもたらす洗練を表現した。
Meryll Rogge (メリル ロッゲ)
Brand profile.
意外な連想から生まれるコンテンポラリーなワードローブ、かつクラシックなアイテムたちが、思いがけない美しさでよみがえる。
メンズウェアのコンテンポラリーなシンプルさと、イブニングウェアの洗練された上品さを同時に取り入れ、偶然のつながりと実用的な仕立てからなる、楽しいスタイルを目指している。女性らしい強くて大胆なアイデア、シェイプと使用する素材、そしてクオリティに対する強い信念が、メリル ロッゲのブランドアイデンティティと言えるだろう。
過去への真の愛情を込めた前進的なスタイルを創るメリルは、スタンダードや反復よりも自己の主張を好むような、自由奔放な考えを持った女性をドレスアップする。クリエイティブディレクターであるメリルは、アントワープとニューヨークという都市でキャリアを積み、その感覚とクリエイティビティを身につけ、常に変化するデザインへの彼女のアプローチには、ハードな男性らしさと、ソフトな女性らしさが共存している。
Designer profile.
メリル ロッゲは、ベルギーのヘント近郊を拠点に活動する、ベルギー人ファッションデザイナー。
アントワープアカデミーの学生として、マーク・ジェイコブスのクリエイティブスタジオでレディースウェアデザインチームに所属し、キャリアをスタートさせる。ニューヨークで７年間働いた後、自国ベルギーに戻り、ドリス・ヴァン・ノッテンのデザインチームに加わる。4年間チーフデザイナーとして、ドリス・ヴァン・ノッテンのウィメンズコレクションに携わる。その後も、プーチ・グループを始めとする複数クライアントのコンサルティングを続けたのち、2019年世界的パンデミックの中、メリルは自身のブランドを立ち上げる。
クラシックなアイテムと精密なテーラリング、アウターウェアとイブニングウェアを大胆かつ意外な組み合わせでブレンドし、現代女性のワードローブを彼女の独特なビジョンを通して表現し、コレクションを発表し続け、現在に至る。
メリル ロッゲを扱う世界各国の店舗では、実に性別問わず多くのファンから好評を得ている。
