洋画専門CS放送ザ・シネマでは、世界三大映画祭の一つに数えられる「第75回カンヌ国際映画祭」(2022年5月17~28日※現地時間)の開催期間に合わせ、過去の受賞作品から厳選した6作品を、5月23日(月)~27日(金)の5日間に、特集放送。
カンヌ国際映画祭特集 2022
高級リゾート地でもあるフランス南部の都市カンヌで1946年から開催され、
世界三大映画祭の一つに数えられる「カンヌ国際映画祭」(今年は、5/17~5/28予定)。
ザ・シネマでは、過去の受賞作品をお届け。
同映画祭史上初めて主演の2人にもパルム・ドールが与えられた『アデル、ブルーは熱い色』、リチャード・レスターが60年代のロンドンの青春をポップに映画化した『ナック』等6作品を放送。
特集ページ:https://www.thecinema.jp/tag/320
《放送作品情報》
第32回(1979年) 男優賞(ジャック・レモン) 受賞
●『チャイナ・シンドローム』
放送日:5月23日(月)23:30~
<あらすじ>
原発取材にやって来たリポーターのキンバリー。取材中、制御室で何らかのトラブルが発生したが、最終的には解決したようだった。その一部始終の隠し撮りに成功。実はその時、原発は最悪の炉心溶融事故寸前だったのだ。制御室長ジャックは慎重な調査の必要を訴えるが、安全より利益優先の会社はそれを無視。一方、キンバリーの苦心の取材は、隠し撮りが違法との理由でボツに。だが彼女は取材を進め、ジャックから真相を聞かされる。
第51回(1998年) 脚本賞 受賞
●『ヘンリー・フール』
放送日:5月24日(火)23:15~
[R15相当]
幻の3部作第1章
<あらすじ>
ニューヨークでゴミ収集作業員として働く青年サイモンは、ある日ふらりと街にやって来た謎の男ヘンリーと出会う。自称天才作家のヘンリーはサイモンの家に転がり込み、ノートと鉛筆を渡して詩を書くよう勧める。サイモンの著述に才能を見出したヘンリーは親身にアドバイスを授け、詩人として開花させていく。サイモンの詩が世間の評判を集める一方、ヘンリーはサイモンの母親と姉フェイを誘惑するなど自堕落な生活を送る。
第44回(1991年) 助演賞(サミュエル・L・ジャクソン) 受賞
●『ジャングル・フィーバー』
放送日:5月25日(水)23:15~
<あらすじ>
建築デザイナーとして成功を収めた野心的な黒人男性フリッパーは、ハーレムの一戸建て住宅で妻子と暮らしていた。そんなある日、彼の新しい秘書としてイタリア系白人女性のアンジーが派遣される。会社で黒人が自分一人であることに居心地の悪さを感じていたフリッパーは黒人女性を後任に望むが、上司に一蹴されてしまう。そんなある夜、遅くまで残業していたフリッパーとアンジーは会話を重ね、その場で肉体関係を持ってしまう。
第72回(2019年) 脚本賞・クィア・パルム賞 受賞
●『燃ゆる女の肖像』
放送日:5月26日(木)21:00~
[PG12]
<あらすじ>
18世紀フランス。女性画家マリアンヌはブルターニュ地方の孤島に住む伯爵夫人から、縁談相手に送るため娘エロイーズの肖像画を描くよう依頼される。エロイーズが結婚を望んでいないため、マリアンヌは画家という身分を隠して彼女に接近し、特徴をつかもうとする。夜中に絵筆を走らせて肖像画を完成させるが、エロイーズに「似ていない」と否定される。その後マリアンヌは、伯爵夫人の留守中に肖像画を描き直すチャンスを得る。
第18回(1965年) グランプリ 受賞
●『ナック』
放送日:5月26日(木)23:15~
<あらすじ>
内気でモテない教師でアパート大家のコリンに対して、アパートの入居者トーレンはモテモテで常に複数の女性を部屋に連れ込んでいる。コリンは女性をモノにする秘訣(=ナック)をトーレンから学ぼうとするが、なかなかコツがつかめない。ある日コリンは、ロンドンにやって来た田舎娘ナンシーと偶然出会う。2人はたちまち意気投合するが、彼女に目を付けたトーレンが早速ナンパしてしまう。
第66回(2013年) パルム・ドール 受賞
●『アデル、ブルーは熱い色』
放送日:5月27日(金)23:00~
[R15+]
<あらすじ>
17歳の女子高生アデルは、自分に気があるという上級生の男子トマとデートすることに。デート当日、待ち合わせ場所に向かう途中で青い髪のボーイッシュな女性とすれ違い、彼女に目を奪われてしまう。その後、トマとセックスするがアデルの心は満たされず、自分から別れを告げる。そしてある日、ゲイの友達に同性愛者が集うバーへと連れられ、青い髪の女性と再会。やがてアデルはその画家志望の美大生エマと強く惹かれ合う。