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映画『ラヴレース』アマンダ・セイフライド、インタビュー

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1970年代に全米で社会現象となり、またたく間に世界を席巻した伝説のポルノ映画『ディープ・スロート』の主演、リンダ・ラヴレースの半生を描いた映画『ラヴレース』。信仰心の厚い厳格な家庭で育った女性が、なぜポルノ女優に出演したのか。そして、その後、女性運動活動家となった理由とは──? 誰も知らなかった衝撃の真実を体当たりで演じたアマンダ・セイフライドのインタビューをお届けする。

―あなたは1985年生まれですが、リンダ・ラヴレースや映画『ディープ・スロート』のことを知っていましたか?

アマンダ「いいえ、この映画のために『インサイド・ディープ・スロート』(04年『ディープ・スロート』製作を追ったドキュメンタリー)を観るまで何も知りませんでした。だから自分の両親に当時の反響を聞いたりして(笑)。監督が集めた膨大な写真やフッテージ、本や、彼女の映画を観て役作りをしていきました」 —なぜこの役に惹かれたのですか? アマンダ「私はチャレンジングな役が好きなんです。実在の人物を演じる場合は、責任を感じるから怖くもあるけど、彼女はポルノ業界のスターだっただけに資料はたくさん残っているから、ある意味でとても心強かったです。それらが役作りの手掛かりにもなるし、もしかすると、存命の方でない役を演じる方が、反応を得られない分、気が楽かもしれません」
—リンダを演じるにあたって最も意識したことは何ですか? アマンダ「この映画は決して架空の物語じゃない。リンダが実際に経験した事を彼女の視点で語られるから、彼女自身になりきらなければ何の役にも立たないもの。だから本質をとらえることが最も重要でした。私はリンダをナイーブなだけの存在にはしたくなかったんです。それでは退屈なだけだと思うから……。彼女は当初、自分で決断してやったこともあるはずです。だから私は彼女を白黒どちらかに偏った人にはしたくなかった。グレーの部分があることは大切ですから」

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